30代のための資産運用方法

今回は30代のサラリーマンに向けて運用方法を考えてみました。

この記事では一般的な30代のライフイベントを考慮した資産運用の一例を示し、資産の運用に興味をもって貰えたらと考えながらまとめました

ただ預金を積み上げていくだけでなく、資産のことを学び効率よく資産を貯めて豊かになってもらえたら嬉しいです。

ただし、投資が含まれる部分は元本割れの可能性もありますのであくまで参考程度に考えて頂きたいです。

 

結論から申し上げますと30年間かけて資産を積立てることで1080万円を元手に1700万円の資産を築くプランになります。

内容は、

預金:70%  投資:30%の比率で運用する。

・投資は積立NISAを活用して、複数のインデックスファンドに分散投資する。

・特にこだわりがなければ楽天証券楽天銀行を利用して投資する。

このような運用が良いのではないかと考えています。

 

では以下に詳細を記載します。

 

 

30代で必要な費用について

30代の10年間で必要な費用を列挙します。私が診断してもらったライフプランをもとに記述していますので人によっては発生が前後するかもしれません。

生活費、住居費、雑費は年間300万円で10年で3000万円それ以外の支出合計約1500万円になります。私は地方住まいなので自動車の費用がかなり乗ってきていますが、都市圏住まいの方々は住居費が高くなるので総額でいうと似たような金額になると思います。

生活費、住居費以外で発生する費用を見ていきます。

1. 新築時一時金 60万円

登記だったり不動産所得の手数料です。高いです。

2. 固定資産税 12万円×5年+22万円×5年 合計170万円

住宅等の不動産にかかる税金です。高いです。

3. 車の買い替え 550万円(2台分)

ファミリーカー1台、軽自動車1台で考えています。地方住まいのつらいところです。

実際には中古車で探そうと思うので100万円程度は下がるかと思います。

4. 家電買い替え 30万円

独身時代から頑張ってくれている洗濯機等が怪しい音がしだしています。

5. 車の維持費 200万円

2台分となるとかなりの金額になります。車検代、メンテナンス費用などです。駅まで徒歩1分の立地なのですが、電車自体が30~40分に1本なので一人1台車がないとかなり不便なので。

6. 保育料 324万円(二人分)

わが家は共働きなので保育料がかかります。小学校は近所の公立予定です。

7. 習い事 160万円(二人分)

自発的にやりたいということがあれば1つ2つはやらせてあげたいです。

学習塾に行くようなら倍くらいになります。

 

色々記述しましたが、実際にはもう少し支出が増えそうな気がします。

付き合いもあるでしょうし、帰省や引っ越しなどもあるかもしれません。

ちょっとゆとりある生活ならもう少しかかると覚悟した方がいいかもしれません。

 30代は色々まとまったお金が動きます。節約を心がけている人でも、少なくとも10年間で5000万円弱、年間にして500万円の支出は覚悟しておきましょう

多少ゆとりはありますが、ひと昔前であれば普通の生活と言われていたような内容でこれくらいの支出が発生します。

ちなみに厚生労働省のデータをみると平均収入が450万円程度でした。

収入に応じて新築マイホームや新車購入、どれかは我慢しないといけない時代になっているみたいです。

 

資産の運用額

 さて、上で示したようにマイホームを買って、車を新車で購入したとして年間500万円の現金があれば生活+必要経費の支払いができそうです

残りの収入は資産形成に充てることができます。

目安として預金:70%  投資:30%で投資運用してみてはどうでしょう。

最初から張り切ってすべてを投資に充てるのはやめましょう。

様々な書籍でもいわれていますが投資は小さく始めましょう

投資は堅実に運用しても元本割れすることもあります。

まずは余力を残して始めてみて、うまくいったら投資金額を増やせばいいです

焦る必要はありません。30代ならゆっくり資産を増やしていく時間の余裕があります

ちなみに30%で投資というのは論理的な根拠があるわけではないですが、相場が激しく上下している時期に、私が大きなストレスを感じることなく運用できた割合だったので記述しました。

人によって許容額は変わってくると思うので、小さく始めて少しづつ増やしてみましょう。

 

投資運用方法

つみたてNISAを利用して複数のインデックスファンドに分散投資することをおすすめします。

まずつみたてNISAとは簡単に言うと、申請さえすれば年間40万円までの投資は利益に対して税金がかからない制度です。

その非課税期間は20年間です。

株式投資の場合、普通に運用すると利益に対して約20%の税金がかかります。

非常にお得な制度です。

インデックスファンドというのは何らかの指標に連動して、ファンドが銘柄を入れ替えて運用してくれる金融商品のことを言います。

例えば日経平均に連動するファンドなら、日経平均が値上がりすれば同じように値上がりします。

このインデックスファンドというのは全般的に手数料がやすく、勝手に分散投資をしてくれるので、初心者でも取り組み易いファンドです。

当然デメリットもありますが、長くなってしまうので割愛します。

インデックスファンド等投資先の情報は、下に紹介する記事に詳細がありますので宜しければご参照下さい。

www.ynsecwb.com

投資でリスク(値幅)を下げるには分散投資をする。というのが基本になっています。最近は米国株式に投資するインデックスファンドがよく話題になりますが、今後は中国などの新興国と呼ばれる国が台頭する時代かもしれません。

複数の投資対象に分散投資することをお薦めします。

 

 

利用する金融機関

 特にこだわりがなければ楽天証券楽天銀行の利用をおすすめします

その理由は楽天証券でインデックスファンドや投資信託をする際、毎月定期的に積立購入する設定をするとクレジットカード払いで投資をできます

そして、楽天カードで支払いをすると投資額の1%のポイントがつきます。(月最大50000円までクレジットカード決済設定可能)

つみたてNISAの限度額まで投資するなら年間4000円分のポイントを貰えます。クレジットカード決済の限度まで設定するなら年間6000千円分のポイントがもらえます。

投資の世界での1%は非常に重要です。

ぜひこだわってみてください。

そして楽天証券と楽天銀行の間で資金の移動を自動でやってくれるマネーブリッジという仕組みがあります。

これを設定していると楽天銀行の金利が0.1%になります

投資に使わない資産を預金しておくだけで高い利息を得ることが出来ます。

300万円預けておけば3000円貰えます。

メガバンクや地方銀行なら数十円しかもらえないので、利息は段違いです。

 

 まとめ

比較的堅実な分散投資での期待利回りは3~5%程度と言われています。

仮に月3万円の積立設定で利回り3%で30年間運用したら積立金1080万円運用益670万円、ポイント10.8万円を得ることができます

実際には制度や利率も年々変わっていくのでメンテナンスは必要ですが、さほど無理なプランではないと思います。

このプランを実行するためには30代から開始するのがちょうどいいです。

・使う必要のない資金が月3万円ずつ必要

ローリスクな運用を実行するため運用期間を長くする必要がある

上記の30代で必要な費用を参考に自分の収入で何が出来て、何は我慢しないといけないかを判断し、投資資金を捻出しましょう。

 

そして、さらに余裕がある人は個別株への投資でさらに高いリターンを求めるのもいいですし、今しかできないことを楽しむのも自由です。

いずれにしろ、先が長いので30代で投資に触れてみるのは先々のためになると思います。

ぜひ一度検討してみて下さい。

 

投資に興味を持った方は下の記事も宜しければご一読下さい。

www.ynsecwb.com

節約で投資資金を捻出したい方にはこの記事をどうぞ。

www.ynsecwb.com

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

 

なぜアラサーで資産形成を考えないといけないのか

最近では至る所で資産形成について話題になっています。

今回はなぜ30代の人が資産形成について考えなくてはいけなくなったのかを記述したいと思います。

特に、最近定年を迎えた我々の親世代までは適度に貯蓄し、しっかり働けばそれなりにゆとりある生活が出来ているのに何が違うのだろう。と考えている30代人に向けて資産形成を真剣に考える必要性を示します。

 

結論としまして、以下の4点が主要因で、皆さんが定年になる頃の資産が予想しづらくなっています。諸々の格差が広がり、何もしていなければ、最低限と感じる生活すらできない未来になりかねないため、各々の状況に合わせた資産形成を考える必要が出てきました。

・終身雇用の限界が見えだした。

・労働収入の格差が広がっている。

・従来より支出が多くなっている。

・従来ほど手厚い年金を受け取ることが出来なくなっている。

 

 

以下にそれぞれの詳細を記述します。

 

終身雇用制の限界

終身雇用とは、新卒で入社した社員を育て、定年まで一貫して働いてもらう、日本企業で多い雇用形態です。

勤続年数とともに年収が上がっていき、定年まで勤め上げれば十分な退職金をもらうことができました。これにより悠々自適な年金生活を送れていた制度です。

終身雇用が当たり前だったからこそ、親世代は小難しい資産形成は会社に任せきりで、ただ真面目に働くだけでよかったのです

企業がどんどん成長して余力があるのであれば維持できるのでしょうが残念ながら多くの企業ではそこまでの余裕はなくなっています。

トヨタの豊田章男社長や経団連の中西宏明会長も終身雇用の維持は難しいと言及しています

様々な大企業でリストラや早期退職も計画されています。

働き方や技術の改革が進み雇用もスリム化されていきます。

終身雇用の維持が難しくなっている理由はグローバル化、デジタル化の推進により、ビジネスを高速化させ、雇用のスリム化を進めないと企業も生き残れない環境になってしまったためです。

定年まで十分な収入を確保し、十分な退職金を受け取ることが出来なくなるかもしれません。

というわけで、従来通りの会社に依存した資産形成は今後通用しなくなっていきます

 

労働収入の格差拡大

労働収入の格差拡大も様々な問題がありますが、一例としては非正規雇用の増加が挙げられると思います。

同じように労働して、同じように成果を出しても正規職員と比較すると福利厚生やボーナスで労働収入に大きな違いが生じます。

そして今後の雇用に関してですが、単純作業をするような職種ではそもそも仕事が減っていき、労働単価も下がる可能性があります

私の勤務先でも推進されていますが、設備の高度化やAIの発達、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)の登場によって単調な作業は自動で完了する事例が増えているためです

どのくらい単調作業が自動化されるか一例をあげます。

・毎月月末にデータベースから最新のデータを抜き出してくる。

・勝手に最新のデータを元にExcelで報告書としてまとめて出力してくる。

・所定の部署にメールで報告書を送信する。

プログラミングの知識がなくてもRPAのツールさえあればこの位のことは自動化できました。事務員さんの工数を月あたり1日分は削減されています。

システム系の部署は1人削減するほどの自動化を達成しました。日々次々と無人化されていっています。

私は製造業に携わる身なので、まだこういった自動化が難しい部分もありますが、銀行や役所のような決まった手続きが多い業種ではこれから10年のうちに事務的な仕事が激減します。

 そうすると単純作業を主とする仕事の総数が減っていき、人が溢れてくれば現状よりも悪い雇用条件で働くことになります。

そして、一部の自分を高めることが出来る人々はAIなどに仕事を取られない分野で活躍して豊かになっていきます。

こうして格差が広がってしまうのです。

 多くの人は収入が伸び悩んでしまうでしょう。労働収入の減少に備えて資産形成を進め、同じ収入でも効率よく資産を運用できるよう準備しておく必要があります

 

従来よりも支出が増えている

まず税金の負担が増える。物価の上昇により 支出が増えています。

消費税10% 皆さんご存じの通り消費税が10年前と比較すると2倍になりました。

例えば200万円の車を購入すれば、10年前だと10万円だった消費税が20万円発生します。大きいです。

社会保険料の増加 年収500万円のモデルケースだとここ10年で約58万円→69万円。

10万円増加しています。今後の労働人口の減少を考えるとさらに増加すると考えられます。

物価の上昇 高機能、高度化された商品が溢れかえるようになり世の中便利になっていますが、物価が上昇しています。

携帯電話:新機種で3万円程度→10万円程度

軽自動車:新車で150万円程度→200万円程度

某ハウスメーカの新築平均価格:2500万円程度→3100万円程度

利便性が向上していることは分かっていますが、それを考慮しても支出としては増えています

自身の資産を把握して、お金をかけるところ、節約するところにメリハリをつけなければ支出はどんどん肥大化していきます。

 

年金受給可能な金額が減っている

まず誤解無いように言及しておくと、年金自体は破綻しないと考えています。

また保障の意味でも重要な制度であることも理解しています。

しかし、平均寿命の上昇や労働人口の減少を考えると年金受給年齢の引き上げ、支給額の減額は逃れることは出来ないでしょう。 

日本年金機構から引っ張ってきたデータでは、

平成21年 国民年金支給額:月額66,008円,  国民年金保険料:月額14660円

令和1年  国民年金支給額:月額65,008円 国民年金保険料:月額16410円

となっていました。

保険料は月額約2000円値上げ、受給額は約1000円値下げされています

再び高度経済成長期とベビーブームが同時にでも来ない限り、この流れは継続するものとおもわれます。

年金だけで生活が保障されるわけではありません。

自分の老後は自分で守る必要があります。

 

まとめ

これまでは一度就職すれば勤続年数に応じて、ある程度賃金は上昇していきました。

そして退職金と年金があればそれなりの生活が出来ていたため、我々の親世代は難しいことは考えず、貯蓄して真面目に働いていればよかったわけです。

ネガティブな話題を多く挙げましたが30代ならまだ折り返し地点です。

まだまだ巻き返しが効くからこそアラサーで資産形成に関して真剣に考えてみましょう

 

資産形成に関して興味がわいた方は下の記事も宜しければご一読下さい。

 

www.ynsecwb.com

www.ynsecwb.com

 

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

 

 

債券の運用に関して

今回は債券の運用に関して記述したいと思います。

先に本記事の結論を記述しますと、債券の運用は債券型投資信託を利用してはどうでしょう。というものになります。

 

 

債券とは

概要

株式はよく聞くけど債券というものがよく分からないという人もいるかと思います。

債券というのは国や企業、外国の政府機関等などに利息つきでお金を貸し出す金融商品のことをさします。

債券運用のメリット

債券発行時点で金利が決まっているものが多い

償還日という貸したお金が満期になって返済される日が決まっているものが多い

上記のように発行の時点で金利や元本が返済されていて、契約できるものが多いです。規定の期間が過ぎれば、貸し付けた金額が丸々帰ってくるので、

・金利1%

・償還日5年

上記の条件で100万円貸し付けた場合、年1万円の金利がつき、5年経過後100万円が返金されます。

結果金利分の5万円が利益となります

債券運用のデメリット

運用リスクの低いものは金利も本当に低い。

例えば日本の国債は日本が財政破綻しない限り、返済されるリスクが低い商品ですが、最近の日本国債の金利は0.05%です。一般的な銀行の利息よりは利率がいいのですが、100万円貸し付けたとしても年間500円分の利益しか出ません

個人的には今の国債に投資するなら、マネーブリッジ登録済みの楽天銀行に預けることをお薦めします。利息は0.1%になります。

詳しくは楽天経済圏に引き込まれています その2 - ナーガの副業を参照してください。

・株式とは違い、売買に手間がかかる。

個人が投資する債券は償還日まで保有することを前提とした商品がほとんどです。

銀行窓口や専用窓口で売却することは出来るようですが、正直よくわかっていません。分かり次第追記します。

・仕組債と呼ばれるリスクが高い金融商品もある。

債券に関して検索すると、よく名の知れた大企業の名前などで金利5%の債券が発行されています。飛びつきたくなりますが、当然都合のいい商品ではありません。

いくつか条件があり、結構な確率で元本割れするようなものです。

例えば先日SBI証券に上がっていた情報では

 受渡日の該当企業の株価を基準として株価が105%を越したら早期償還となります。元本の100%とその時点までに発生している利息が支払われます。

早期償還後は当然利息は発生しません。

 ノックインと言われる基準があり、株価が終値で基準価格の70%まで下落した場合、元本は保証されません

素人が手を出してもなかなか利益が出そうにない金融商品です。

このように債券というものもなかなか複雑です。

 

債券型投資信託

上記のように債券も素人が運用するにはなかなか複雑な面もあります。

そこでこの記事では債券型投資信託をお薦めします。

概要

債券型の投資信託では、国内外の債券を運用する金融商品です。債券型投資信託は景気が悪い時値上がりする傾向にあります。というのは不景気のときは、比較的安全な資産である債券に資金が流れ込み、債券が値上がりする傾向にあります。それがそのまま債券型投資信託の基準価格に反映されます。

パフォーマンス

投資先によってパフォーマンスはことなりますがeMAXISSlimで見てみると先進国債券に連動する投資信託であれば、コロナショックの底値から6%程度の値上がりです。

国内債券に連動する投資信託の場合、1%以下のパフォーマンスとなっています。

銘柄紹介

・楽天全世界債券インデックスファンド 楽天ファンドが運用している債券型投資信託です。管理費用も0.3%以下になっており、投資しやすい銘柄です。

・eMAXISSlim先進国債券インデックス 三菱UFJ国際投信が運用する債券型投資信託です。管理費用は0.15%程度と費用を抑えています。純資産も2020年1月から2倍程度に増えており、順調な運用をしてくれています。

・AGG 米国のETFでブラックロックが運用しています。ETFなので売買が簡単であり、分配金利回りも3%を超す時期も少なくありません。米国債を中心に運用するので安定していることが多いです。

 

まとめ

最近は世界各国の中央銀行が相次いで利下げを行っているので金利は低い債券が多く発行されていますが、有事の際は株式から債券に資金が流れることもあります。

リスクヘッジとして債券も資産の一部として運用することをお薦めします。

ただ株式に比べてリターンが小さい傾向にあるため、資産を増やしたい時期は債券は少なめでもいいかもしれません。

今回も具体的な商品名を言及しましたが、投資は自己責任でお願いします。

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

 

不動産投資に関して

今回は不動産投資に関して記述したいと思います。

 不動産投資をする上で気を付けたいのは以下の項目です。

それぞれに関して記述します。

 

不動産の出口戦略を吟味して取り組む

不動産を取り扱う上で出口戦略は非常に重要になってきます。最近は不動産投資に関して、非常に有益な情報を発信して下さる方々が多く。初心者でもよく勉強していて、結果を出すことのできている方も多いかと思います。

その中でもよく見かけるのは一軒家の中古物件を推しているチャンネルをよく見かけます。

実際、保有している間はキャッシュフローも生まれ利益が出るでしょう。ローン完済まで常にプラス収益で運用できる方も多いでしょう。

しかし、古い物件であれば10年後20年後、処分に困ることもあります

低価格で出回っている中古物件の中には田舎の物件も多いです。今は借り手がいても10年20年先になると誰も借りない、引き取り手もいない状況になるかもしれません。

地方の過疎化をなめてはいけません。私が住んでいる地域では少子化が進みすぎて、小中学校の統廃合がここ数年で一気に進み、人口の減少もすごいスピードで進んでいます。別に僻地というほどでもなく、全国展開する規模の大企業がいくつかはある市ですが、過疎化は進む一方です。そういった地域では不動産の買手が減っていきます。

不動産のデメリットとして、すぐに買手が見つからない場合手放すことすらできません自治体への寄付すら受け付けてくれない土地も多々あります。過疎化が進む地域では買いが見つからず固定資産税を負担し続けるリスクもあります。そして、空き家が問題となっている昨今では倒壊のリスクがある物件は解体を要請され、負担するのは不動産のオーナーです。

不動産投資をするなら、地価が上がるエリアがベストです。しかし、この世の中なかなか持続して地価が上がるエリアの不動産を購入することは出来ません。

せめて向こう30年の消滅都市と言われない地域の好立地物件を購入しましょう

ちなみにマンション保有であろうと出口戦略が重要であることは変わりません。

気を付けましょう。

 

実利回りを吟味して投資を行う

特に投資用物件の営業資料等をみると表面利回り5%等と記載があります。

単純に家賃収入からローン返済金額を引いた利回りを指している場合が多いです。

この他にもいろいろな費用が掛かります。

・自分で物件を管理しない場合は、管理会社にお願いすることになります。

・物件の保険に入る必要もあります。税金も発生します。

・空室の場合、家賃収入は入ってきません。

・空室を埋めるために広告費を支払うこともあります。

この他にも売買する際、物件価格によっては数十万円~数百万円の諸費用が必要になってきます。

これらすべてを考慮した実利回りで利益が出ることを確認して投資しましょう

実利回りを計算できない状態での投資はやめましょう。厳しいようですが、その状態で始めると相当運が良くない限り利益どころか損失しか出ないです。

 

売買、管理の一部でも自身で実施できるもしくは強い伝手を持っている

不動産の運用には複数の会社に依頼を出すことになります。かなりの費用が掛かります。そのうち一つでも自分で実施出来れば一気に利益が大きくなる可能性があります

私が学生時代にお世話になっていたワンルームマンションはオーナーさんが建築会社を経営しており、取引先に足場を組んでもらい、自社で壁の全面塗り替えを実施する。退去者がでた場合は、自社すらつかわず自分で部屋の改装を行っていました。敷金礼金丸儲けです。

現在の取引先の配管業者の方も不動産運用をしているのですが、建設時は自社で配管を実施し、修理も自社です。水回りの更新は高額になりますのでこれもまた効果金額が大きいです。

不動産屋の場合は高利回りの物件はそもそも売りに出さず、自分のところで運用できるならそれに越したことはありません。売りに出さないといけない場合もまずはお得意様に恩を売りに行きます。

こういった立場の方は少ないかもしれませんが、このようなプロの方々相手に物件の売買を行うわけです直接対決するわけではなくても価格競争にはなります。となれば自分も何かしら強みを持って参入するに越したことはないです

 

諸手続き、維持管理の一通りの知識を身に着けて実施する

前述のように、新たに不動産業界に乗り込もうとした場合、手ごわい方々相手に価格競争、獲得競争をしていくわけなので、何かをするために相場以上の手数料・費用を取られていては勝負になりません。自分の身を守る知識を身に着けた上で小さく始めていきましょう。

 

住人とのトラブルを覚悟しておく

どの地域で運用しようと、少なからず住人とのトラブルは覚悟しておきましょう。大丈夫だと思って入居させた人でも、トラブルメーカーということはあり得ます。

借地借家法という法律があるのですが、とにかく入居者に有利です。家賃滞納する住人でもきちんと司法機関を通して手続きをしないと退去してもらうことすらできません。

税制改正で税負担が増えて家賃を値上げしたくても反発してきます。

老朽設備を取り壊したくても住人の同意を得られなければ取り壊すこともできません。

独居老人受け入れもなかなかのリスクです。本人には問題がなくても自然と問題が発生する場合があります。

 

まとめ

私自身は不動産投資に対してあまりいい印象を持っていないのでデメリットを強調するような記事になってしまいましたが、初心者が安易に手を出す投資対象ではないと思っています。正直かなりオブラートに包んでいます。

特に手仕舞いにも手間がかかる投資だということは認識しておきましょう

自身が知識豊富でうまく運用できても、親族もそうだとは限りません。

気を付けましょう。

なお、不動産投資に関しては私自身はまだ直接行っておらず、親族の話や学習内容からの話になりますので、実践経験はありません。

あくまで私見ですのでご了承下さい。

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

株初心者へ「値動きが気になって仕方ない」とき

今回は『値動きが気になって仕方ない』という時に私がとっている行動をまとめてみました。

ここで書いているのは、四六時中値動きが気になって仕事やプライベートに支障をきたすレベルのことを言っています。

早速ですが私がとったとしては下記のものになります。

1. 投資額が大きすぎないか確認、見直しする

2. 投資銘柄のIRを確認する

3. 投資方針、計画の確認をする

4. 投資方法の見直しをする

以下それぞれに関して記述していきます。

 

1. 投資額が大きすぎないか確認、見直しする

自身のリスク許容度に見合った投資をできているか確認しましょう。人によって株価の変動に対して感じるストレスの度合いが異なるので、自分に合った投資金額というものを探ってみましょう。

私の場合は株式や投信等の金融資産で全資産の25%程度までの保有であれば、多少値動きが大きい時期でも過度なストレスを感じることなく投資活動に励むことが出来るようです。

わが家の場合、共働きですし、余裕を持った預金もあるのでもう少し投資比率を高めてみようとしましたが、30%を超えたあたりでストレスを感じるようになってきました。

少額で投資を始めてみて徐々に上げていけば、いつかは自分に合った資産配分をつかめると思います。

SBIネオモバイルやLine証券であれば数千円単位から投資をすることができます。

あくまで少額で始めることをお勧めします

ちなみに私の場合、アベノミクス途中で投資を始めたので、今思えば強気にそれなりの金額を突っ込んでいました。コロナショックで火傷しました。コロナショックが始まり3日目くらいで損切して、2週間は株式市場から離れるくらいビビりました。いい勉強になりました。

皆さんも気を付けて下さい。

 

2. 投資銘柄のIRを確認する

資産全体としてストレスを感じない配分に出来ていても、株価が大きく動いている銘柄は気になってしまうと思います。

そんなとき私は、時間を見つけて該当銘柄のIR情報やニュースを確認しています。

株式売買の時点での目論見と現時点の株価にズレは無いか確認して、保有の是非を判断しなおしています

最近の話題で言えばスガノミクスで大手3キャリアの株価が急落した時は、これをしました。5Gのこともありますし、これらの企業は好財務、高配当だったので自信をもって保有していました。しかし、年初来安値までつけられては流石に不安にもなります。

自分なりに整理して損切は無し、買い増しも無しと決めてからは、さほど不安を感じなくなりました。もちろん株価のチェックはしますし、損切ラインは決めなおしましたが漠然と不安を感じ、何かの拍子に狼狽売りしてしまうほどの状態ではなくなったと思っています。

個人的にですが、漠然と不安を感じている銘柄の大きな値動きはストレスを感じます

不安の要因を整理してみたら楽になるかもしれません。

ぜひ試してみて下さい。

 

3. 投資方針、計画の確認をする

適切なリスクをとることが出来れば、ストレス少なく投資活動を継続できる方がほとんどだと思います。

その適切なリスクを考える上で必要だと言われているのが、投資方針や投資計画です。

いつまでに、なんのために、資産をいくらにしたいからこの方法で運用する。ということを考えましょう。

具体的な数値があれば自分が何をすればいいか手法は勝手に決まってきます。

そして手法が決まれば大体にはなりますが将来の自分の資産の振れ幅というのも考えることが出来ます。

証券会社やロボアドバイザーで無料で使えるツールでも大体何%の確率で資産がどのくらい増減するか計算してくれるものもあります。あくまで目安でしかありませんが一度計算してみてはいかかでしょう。

1年後に資産を2倍3倍にしたいという人は、現在の資産半減してしまうくらいのリスクを覚悟しての投資になると思います。

30年後に2倍3倍を狙うというのであれば、さほど無理をしなくても狙っていける数値だと思います。

そして、具体的な目標に対して決めた計画、投資方針なら自然と自分に合ったリスクを取れると思います。

 

4. 投資方法の見直しをする

何をしても株価が気になって仕方ない。ストレスを感じてしまうという方はいっそのこと株式投資はやめてみてはどうでしょう。例えばですが、債券などで元本保証を受けての資産運用であったり、かなりの勉強が必要になりますが不動産投資するといった方法もあります。株式投資とは違ったリスクはありますが、株式投資よりも値動きが緩やかな投資方法は多数あります。株価の値動きにはストレスを感じても、不動産管理にはストレスを感じないというのであれば、それがその人には合っているのだと思います。

もしくは、効率のいい運用はあきらめてしまって、本業に全力で取り組み資産を形成するという手段もあります。

何の本で紹介されていたか忘れてしまいましたが、公務員やメーカー勤務で株式や不動産運用することなく、給与収入のみで老後資金まで貯めてしまったので早期退職出来た方々が紹介されていました。

別に投資は必須科目というわけではありません

各々にあった資産形成の手段を用いましょう。

 

まとめ

老後まで含めると長期にわたり資産とは付き合っていくわけですから、長続きするよう、適切なリスクを意識して資産運用をしましょう

4. 投資方法の見直しをするで記述したように投資だけが資産形成の手段というわけではありません。

私は株式投資を皆さんにすすめる立場をとっていますが、先々の自分の資産運用に関して考えることが出来ず、リスク管理できない方には株式投資はおすすめしません。

リスクの高い運用をすれば、資産をいくら持っていても1年もしないうちに枯渇させることもある運用方法であることは認識して、情報を整理して、自分で考えて行動できる人にだけ株式投資をおすすめします。

元手によってリスクは変わりますが、年間50万円の利益を得たいのであれば、初心者のうちは、最低でも本業のすき間時間でアルバイトして、50万円稼ぐのと同じくらいの労力をかける覚悟を持って株式市場に乗り込むことをおすすめします。

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

投資初心者の方へ「よくない買い方」

今回は自分がした失敗をもとに、こういう取引の仕方は良くないよ。という事例をまとめてみます。

投資に関しての書籍で初心者にありがちな失敗事例はもれなく踏襲している気がします。

この記事を読んでいる皆さんが同じ失敗をしないよう祈っています。

 

1. 逆張り投資

株価が下落途中に買いを入れることを言います。チャートなどを見て、何となくここまで下がるだろうと、感覚で買いを入れようとしてしまう方もいるかと思いますが、明確な理由なく下落途中の株に手を出したら、大きな損失を被ることになります。

株価は市場での需給で決まりますが、株価が下落しているということは何らかの理由があって下落しています。企業の統廃合であったり、政権の影響、ウィルスや自然災害など様々な要因が原因で株価は下落します。その下落要因によっては一生、購入時の株価まで回復することはないかもしれません。そのまま減配を繰り返し、含み損、無配株となって、ただ損失を被ることになるかもしれません。

逆張り投資をする際は、投資先の資産価値や業界での立ち位置、株価や業績の回復の見込みを整理して理由を示せるときのみ実行しましょう

私もコロナショック初期で、なんとなくの感覚で逆張り投資をしようとして火傷してしまいました。結果的には株価の急回復で大事には至りませんでしたが、航空業界や観光業界は減配、無配、株価下落で散々でした。その時私が考えていたのは、今後、航空業界はなくなることはないし、大手であれば倒産することはないだろうし、多少の減配くらいだろうと素人考えで予想していました。今のところ日本国内の航空会社は大丈夫そうですが、イタリアでは唯一日伊直通便を飛ばしていた大手航空会社アルタリア航空が国営化されています。JALもかつては民事再生法を適用されていました。これまで、株価が暴落した大企業は他にも多数あります。東京電力、東芝、日産、どこも暴落直前まではまさかこの企業がというような企業ばかりです。

根拠なき逆張りは資産の大幅な減少の要因になります。

気を付けましょう。

 

2. ナンピン買い

根拠なきナンピン買いもおすすめしません。ナンピン買いとは、保有株が値下がりした際、買い足すことを言います。ナンピン買いをすると、株式の平均取得価格が低くなるため、株価が回復した時の利益が大きくなります。

優良株が市場の下落につられて値下がりした場合や、スキャンダルなどで一時的に値下がりした場合は有効だと思います。

また、私は長期優待銘柄で保有している銘柄は大きく下落した際、ナンピン買いをすることがあります。これがどのような結果となるか分かりませんが、株価の下落が落ち着きそうで優待廃止がなさそうな銘柄のみ残せている、と自分では考えています。

何にせよ、株を持ち続けている間は損失にはならない、ナンピン買いを続けていればいつかは上がるかもしれない。という根拠のない希望をもつ。実現損益に損失を残したくないなどの無駄な自尊心でナンピン買いを続けるというのはやめたほうがいいと思います。時には思い切って損切して、もっと魅力的な銘柄を見つけることが出来た時に投資出来るようにしましょう。

 

3. 塩漬け株

株価が下落して、損切することもなく見ないふりをして保有している株のことを言います。

これは私自身は無いですが、私の父がまさにこれをしています。

某企業のスキャンダルで株価が暴落した際に落ち切る前に購入してしまい、今の企業状態では当時の株価まで回復することはないだろうな。もう見ないふりして放置する。といって塩漬け株にしています。

何かの拍子に株価が跳ね上がることもあるのかもしれませんが、JTのように配当利回りが高いわけでもないため、現状ではただ資産を目減りさせている銘柄になっています。

いうまでもなく資産を目減りさせるだけで価値の上昇が見込めない金融資産は持っている意味がありません。預金の方がいいです。万一の保証になる分、保険商品の方がましです。

将来の株価は誰にも予知できないので、何か理由があるなら手放せとはいいませんが、見ないふりをして資産を目減りさせることだけはやめましょう

 

4. 雑誌やニュースを鵜呑みにして売買する

雑誌やニュースの情報を鵜呑みにして、情報を精査せずに購入することもおすすめしません。SNSもです。

どれも気になる銘柄を探すには非常に有効な手段だとは思います。しかし、我々一般人に情報が下りてくる頃には、既に株価に織り込まれており高値掴みになることも少なくありません

長期的に株価が上昇しそうな情報だと判断できれば、迷わず購入でいいと思います。

ただ、他人の出した情報を信じて投資タイミングも考えず投資するのはやめましょう。

 

初心者が失敗しがちな取引で身近な事例があったものを3つ紹介しました。

懲りずに繰り替えしてしまうこともありますが、大分悪い癖が矯正されてきて、あとで後悔する売買が減ってきました。

これからも精進します。

文中に何度か書きましたが、根拠のない上記のような取引はおすすめしません。

自分で考え判断した取引であれば少なからず良い方向へと進めると思います。

私はこれからも経験を積み重ね、新たな気づきがあれば、また記事にしようと思います。

皆さんも頑張ってください。

 

ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

連続増配株に関して

今回は連続増配株に関して記述します。

先日まとめた高配当株には該当しなくても、長期投資で考えると非常に大きなインカムゲインをもたらしてくれる銘柄になります。

 

 

1. 連続増配株とは

連続増配株はその名の通り、何期も連続で配当金を増配し続けている銘柄を指します。

企業の中には一時的に配当額を上げて高配当株となっている銘柄や株価の下落に伴い高配当に見える企業という銘柄もありますが、連続増配株というのはなかなか誤魔化しが効かないので、非常に優良な企業が多いです。

 

2. 連続増配株の銘柄紹介

連続増配株のうちいくつかを紹介します。

あくまで私個人が気になる企業や気に入っている企業の紹介になりますので、純粋な格付けではありません。

 

1) 花王

30年連続で増配し続けている企業です。入浴剤のバブや台所用洗剤のキュキュット、洗濯用洗剤のアタックなど、よくCMで見かける商品を出している企業です。

個別株投資をしだしてから、なぜか花王の商品が気になり、わが家では洗剤関係は花王で独占されるようになりました。

現在の配当利回りは1.77%となっており、それなりの配当金ですが、近年では株価の伸びもよい銘柄なので長期で保有している方であれば、株式取得額に対するの利回りは7%を超えている方も多いのではないでしょうか。

株価は2013年頃であれば2000円程度、2015年頃であれば4000円程度でした。

仮に2000円の頃に株式を取得されていれば、1株当たり140円の配当金で、配当利回りは7%です。しかも含み益は100株のみの保有でも60万円になります。理想的な企業です。

もちろん短期的には下落している時期もありますし、この規模の会社でさらに成長し続けることは難しいことだとは思いながらも、30年間連続増配というのは夢を感じてしまいます。

 

2) 三菱UFJリース

太陽光発電、不動産、航空機など様々な分野で活躍する企業です大手のリース会社はもれなくコロナショックで大打撃を受けていますが、この三菱UFJリースは増配への意欲はあるとのことで期待されています。事業が多角化しており、全容の把握はなかなか難しいです。5Gなどの新分野への投資も始めており、今後も様々な強みを持てそうな企業です。

ちなみにこの会社は21年連続増配しています。こういった事業の多角化が進んでいる企業は株価が極端に上昇しづらい傾向があると思うのですが、例にもれず500円を中央値にして上下しています。

ただし、連続増配の力は伊達はなく、配当利回り5%近くになっています。こちらは文句なしの高配当銘柄でもありますね。しかし、21年も連続増配できる企業ですので、財務の健全性、事業への投資効率が優れている、優良な高配当銘柄と言えます。

これからどうなるかは分かりませんが、期待できる企業だと思います。

 

3) 小林製薬

こちらも超大手企業です。消臭剤や医薬品で非常に有名です。ナイトミン鼻呼吸テープ、サカムケア、消臭元ユニークな名前の商品が多数あります。配当金は1株あたり75円、配当利回り0.72%です。こちらも2012年の株価は2000円ぐらい、2015年では3000円程度だったので、当時の価格で取得出来ていれば配当利回り3.5%です。

現在の株価は10500円程度なので実に5倍になっています。

こちらもまた魅力的な銘柄です。昨今の健康ブームやウィルス対策で売上の上昇もあり得るかもしれません。

 

4) KDDI

auを展開する企業です。最近はUQモバイルも人気です。18年間連続増配株です。高配当株であり、カタログギフトも貰えるので楽しみが多い優良な銘柄です。今後は、5G関連でも期待している銘柄です。しかし、スガノミクスで値下げの圧力をかけられ直近1週間でコロナショックの頃よりも安値になってしまいました。

財務優良で優秀な企業であり5Gといった今後期待の企業ですが、国策の対象とされてしまっているのでどのような値動きをして、配当もどうなるか分かりません。

少し、様子見したほうがいい銘柄かもしれません。

 

5) JT

高配当株の主格です。約8%の配当利回りを誇る高配当株です。中身はたばこ産業がメインです。冷凍食品なども手掛けており、優待商品ではそういったものもありますが、9割以上がたばこ産業による利益です。M&Aを駆使して海外展開も進めており、利益を積み上げている会社です。また値上がりしましたので、また一段と販売数が減るのではないでしょうか。国際的にも斜陽産業ではあるので、今後、発展途上国でどのように立ち回るかにかかっていると思います。

この会社は利益のほとんどを株主還元に使用しているので、自社の将来への投資が極端に少ないです。

しかし、JTももうおしまいと言われ続けて何年たったか分かりません。

いまだに連続増配を続けることのできる企業であることは確かなので投資判断は難しい気もしますが、高い配当金を受取続けることができそうなので、出口戦略まで考慮していれば、リターンの多い企業であるかもしれません。

 

連続増配株の中にも様々な企業がありますが、優秀な企業ばかりです。

また、業種的にコロナショックに弱く連続増配が止まってしまったが優良な企業も多数あります。

是非色々情報を集めてみて下さい。

なお、今回は個別銘柄に関して言及していますが、購入を推奨しているわけではありません。ご留意ください。

また高配当株に関しては以前の記事にまとめているので宜しければご参照下さい。

高配当株投資に関して - ナーガの副業

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

面倒くさがりの資産形成

お世話になっている先輩がこれまで浪費優先の生活をしていたのですが、この自粛期間で思うところがあったとのことで、色々生活の改善を模索しだしました。

その改善について本気で考えてみました。

その一部は他の方々の参考になるのではと思いまとめてみました。

宜しければご一読下さい。

 

結果としては様々な本に書かれて、様々な人が発信している基本的あn内容になりました。

内容としては、

1. 収入の一部を強制的に貯金できる仕組みをつくる

2. マッチングDC(企業型確定拠出年金)で長期投資をする

3. 固定費の見直し(住居、通信費、光熱費)をする

4. ポイント運用を始める

 

前提条件

・30代男性

・会社員

・パチスロ大好き

・飲み屋大好き

・サブカル大好き

・独身、一人暮らし

・かなりの面倒くさがり

生活の改善を試みているが投資先を考えるのは嫌、契約見直しぐらいはやってもいいと考えている状態でした。

 

1.  強制的に貯金できる仕組み

銀行口座はいくつか持っていたので口座を使用目的ごとに分けることをお勧めしました。具体的には以下のように提案しました。

生活費、浪費用の口座

貯蓄用の口座

シンプルに二つです。

本人は結婚願望もあるので、今後を考えてとにかくまとまったお金を貯蓄しておくことを勧めました。

とにかく給与振込先を2つに分けて、2~3万円でいいので貯蓄用の口座にお金を入金する。そして貯蓄用の口座は自制心が持つ限り手を付けないという方法で貯蓄するよう勧めました。

今はコロナショックの影響で手取りが減っているので無理のない範囲で。

これは家計を改善したい方、万人にお勧めできる内容です。

 

2. マッチングDC(企業型確定拠出年金)で長期投資

勤務先ではマッチングDCへの加入が強制されているので、その制度を有効活用することを勧めました。

勤務先では天引きで掛け金の上限も高くないので、フルで掛けても自己負担額は先輩の残業ゼロ状態の手取り額でも5%以下でした。上限一杯まで掛け金を上げることも併せて勧めています。

今回話題にしている先輩は、「投資って減るリスクはあるけど、いきなりゼロになったり、借金するほどやばいものではないんでしょう。」という考え方の人だったので、

全世界株式インデックス投資

先進国債券ファンド

定期預金(固定金利)

に分散することをお勧めしました。

確定拠出年金なので、勝手に長期投資にもなるので興味が出なければ設定して放置しておくのも場合によっては有効に作用する手です。

そして当然目減りする可能性もあることは説明した上で、あとはご自由にどうぞとお伝えしています。

もし、読者の方で利用される方がいるのであれば、確定拠出年金なので現行制度では、60歳までは引き出すこともできないので余裕資金でやりましょう。

詳細は下記事をご確認下さい。

確定拠出年金について - ナーガの副業

読んで下さっている方の中で、60歳まで資金拘束されるのは嫌だ。また自分で金融商品を選ぶのもめんどくさい。という方はロボアドバイザーを利用してみるのも手だと思います。

ロボアドバイザーに関して - ナーガの副業

 

 

3. 固定費の見直し

携帯会社は変更したくないとのことだったので、スマホ料金プランの見直しのみ勧めました。それだけで数千円安くなったそうです。docomoで旧プランを使っている方は注意して頂きたいのですが、旧プランはスマホ本体の分割払い分を支払い料金から割引することでお得感を出していました本体の支払が終わっている方は特に料金プランを見直すだけで数千円は節約できます

docomoショップで30分受け答えする、もしくはwebで10分くらいポチポチするだけで年間1万円以上の節約になります。多少めんどくさくても適正な料金プランへの見直しを強く勧めます。

また、docomoユーザードコモ光も契約していたのでd-goldカードへの加入を勧めました。

d-goldカードに契約しておけばdocomoのスマホ基本料金ドコモ光の料金に対してポイントが10倍になります。

年会費は1万円かかりますが、家族で利用されている方やドコモ光で契約されている方は、月々の支払だけで年会費以上のポイントを獲得できます

詳細は下の記事をご確認下さい。

dポイントについて - ナーガの副業

今回は家賃はさほど高くなかったですし、電気料金も単身者なので現在の電力会社の方が安く済みそうだったので、特に言及しませんでした。

読んでいる方も引っ越しはなかなか難しいかもしれませんが、電力会社の変更は検討することをおすすめします。

楽天でんき - ナーガの副業

 

4. ポイント運用

今回は既にクレジットカー利用し出していたのですが、ポイントを使い切った段階で、

・楽天カード

・d-goldカード

どちらかにすることを勧めました。

d-goldカードに関しては前述の通りdocomoユーザーなのでお勧めしました。また、最近はd払いも使用可能な店舗が続々増えており、還元率も高いためお勧めです。

楽天カードは通販を頻繁に利用される方なら特にお勧めです。

今回はあまり魅力を感じなかったようなのであまり勧めなかったのですが、ふるさと納税を行う際は楽天を通してすれば、節約効果は絶大です。

楽天に関しては下記を参照下さい。

楽天経済圏に引き込まれています その1 - ナーガの副業

 

今回は面倒くさがり向けで、できるだけ手間がかからないものを選んで勧めました。

そしてそれをもとに記述したので、手続きさえすれば大きな効果を得られるものが多いです。

是非活用してみて下さい。

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

 

複利に関して

今回は複利に関してまとめたいと思います。

ときどき複利という言葉を耳にすると思いますが、資産形成を考える上では非常に重要なものなので、覚えていってください。

 

1. 複利とは

複利とは、元本と利息の合計に対して次の利息が計算される仕組みのことを言います。

一例をあげますと、

・元手となる元本が100万円

・年利3%の投資を行う

・投資期間は20年

この場合、元本の100万円が20年後に約175万円になります。

100万円投資して翌年には103万円、2年後には106万円、3年後には109万円といった具合に資産が増える仕組みです。

 

2. 投資での複利

投資の場合で複利がどのように活きるか例示したいと思います。

長期投資を前提に比較的リスクが低い投資対象で運用することとして年利3%としています。

1) 1000万円を投資した場合

・元本1000万円

・年利3%

・投資期間は20年

この場合、元本の1000万円が20年後に約1753万円になります。仮に余剰資金が1000万円あって、20年間スキマ時間などで地道に運用できれば753万円の利益を得る可能性があります。

2) 月2万円ずつ積立投資した場合

・元手は0円、月2万円ずつ投資に回す。

・年利3%

・投資期間は20年

この場合、投資金額は480万円で20年後には約603万円になります。

123万円の利益を得ることができます。

 

3. 負債での複利

自分が利益を得る側であれば非常にありがたい仕組みである複利ですが、借金や分割払いの際にも発生してきます。もちろん必要な借入はたくさん存在しますが、借入に対して複利がどのように作用するかだけでも理解して利用しましょう

1) 住宅ローンの場合

・2500万円の住宅を取得

・月10万円の返済

・利息は年率1%

この場合、借入金2500万円に対して約2800万円の返済となります。

利息が年利2%になったら約3200万円の返済となります。

借入期間が長くなってしまうため、かなりの金額効果です。

今は低金利が続いていますのでこの程度ですが、もし金利が上がる日が来たらと考えて、どこかのタイミングで一括返済できるように蓄えておくことをお勧めします。

少し脱線してますが、私は現在の資産と今後15年くらいの給与収入のみで完済の見込みが立つ金額まででローンを組んでマイホームを取得します。それ以上になると、少し怖いです。営業の方はお客様の年収なら他の人はもっと高額なローン組みますよと言いますが怖いです。終身雇用も保証されない世の中でこれ以上の借り入れは怖いです。でも、これだけお金のことを書いててもマイホーム派です。

 

2) 車の場合

・300万円の新車を購入

・支払いは月4万円

・利息は2%

借入金額300万円に対して支払総額323万円になります。

もしコツコツ積み立てておき、一括で買うなら好きなオプションを一つ二つ付けれます。現代社会でローンを完済出来る人は、その気になれば貯めることが出来る人です。後で支払うか先に支払うかだけです。不動産のように年収の数倍の買い物をするときは難しいですが、新車購入であれば購入時期をずらすとかで一括で支払ってみてはどうでしょう。

 

3) リボルビング払い・分割払い

最近はキャッシュレスが普及してきて、このような支払い方法をとる方もいらっしゃると思います。どうなるか見てみましょう。

・買い物総額20万円

・月3万円のリボ払い

・今回の場合、5%程度の利率(某大手カード会社で手数料と記載)

借入金20万円にたいして、返済期間7か月で約21万円の返済になります

ちょっと馬鹿らしいです。

本当に余裕のない方が、車検等でまとまったお金が必要になって一時的に利用するのであれば、サラ金で借りるよりはいいと思いますが、あまりおすすめしないです。

 

4. まとめ

複利という仕組みは、資産を増やすにしても、減らすにしても、大きく影響する仕組みです。適切な買い物の仕方をして、適切な投資対象さえ選ぶことが出来れば、通算成績で年利3%というのは十分実現可能な数字です。以前の記事で紹介したあまり手がかからない投資方法でも十分実現可能です。

宜しければご一読下さい。

インデックス投資について - ナーガの副業

ロボアドバイザーに関して - ナーガの副業

また少額での投資を馬鹿にする方もいますが、月2万円積立てるだけでも、20年続ければ1年間パートに出なくてもいいくらいの金額になります。私も学生時代アルバイトをしていましたが、時給制で100万円を超える収入というと、かなり大変です。

・時給900円

・1日6時間のシフト

・週3~4日出勤

投資やお金、生活に関する勉強が嫌な人に強制できるほど立派な人間ではありませんが、上記の時間を考えたら投資という行為は大部分の人にとって取り組む価値があると考えています。(あくまで資産を増やすという観点での話です。すぐに生活費などが必要な時期は私自身もアルバイトもしていましたので誤解なきようお願いします。)

自分で仕事をしてこれ以上の価値を出し続けることが出来る人はそれもありだと思います。私自身も色々模索して取り組んでいる段階です。

ぜひ一度考えてみて下さい。

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

 

株の短期売買・スイングトレードに関して

今回は株の短期売買に関して記述したいと思います。

私自身、一部の資金で5月頃にスイングトレード(1週間程度の短い期間で売買して利確する)にチャレンジして、上昇局面であった5月で50万円資金が増えて6月に入って35万円資金が減りました。このチャレンジをしてみて、やはり短期的な株の値動きは見通せるものではないと強く実感しました

スイングトレードにチャレンジしようとしている方は参考にしていただければ幸いです。

 

1. 上昇局面(5月)での運用

5月頃といえば緊急事態宣言が発令されて1~2週間たち、世の中の様々な需要が蒸発しこの先どうなるのだろうと考えていた時期でした。

私の勤務先も例にもれず休業が多くなっていた時期でもあったので、時間をとってスイングトレードにチャレンジしてみました。

当時、巣篭りやテレワークなどの需要であったり、3月に株価が落ちすぎたと考えられた銘柄が急騰と言ってもいい勢いで伸びていたので飛びつきました。

1) 投資先 

主な投資先は、もともと利用していたオイシックスや利用したことのあるHIS、無印良品、JAL、他にはCHATWORKなどです。

銘柄選定は楽天証券のiSPEEDで巣篭り、テレワーク、ITなどのキーワードで検索し、出てきた銘柄の中からよさげな銘柄をピックアップする。その後、四季報で直近2年の財務、売上を確認して、前回の決算資料を流し読みする。素人感覚ではありますが、ここ1年で回復しそうな銘柄はいくつかホールド用に、それ以外をスイングトレード用にしました。

スイングトレード用に選定したのは

・最低単元で10万円~20万円程度で予定資金内で取り回ししやすい銘柄

・短期的に値段が上がりそうだが、ブームが過ぎたら下がりそう、業績の回復は数年後になりそう、といった銘柄

・少しでも知識がある銘柄

を意識して選定しました。

2) 運用方法

運用方法としては、証券会社から出ている、業績予測や予想株価を参考にして、予想株価の8割くらいまで値上がりしたら利確する。というルールを決めて運用しました。

またコロナ時期で決算が先延ばしになっている企業があったので、その決算発表が始まるころには手仕舞いしてしまおうと考えていました。

3) 結果

結果5月でいうと50万円程度の利益が出て、自分は天才ではないけど、それなりに才能があるのではと勘違いし出しました。

 

2. 調整、下落局面(6月)での運用

事前に5月末くらいには本業もある程度出勤が増えて、時間も取れなくなるし、決算の影響が出れば値崩れするかもしれないと考えていたのですが、上記の勘違いでまだ手を出してしまいました。

1) 投資先 

IT関連と製造業の高配当銘柄に目をつけました。考えていたよりも株価の戻りが速いため、高配当銘柄の価格下落も底打ちしているのではと考えました。今仕込めばキャピタルゲインを大きく取れるかもしれない。さほど値上がりしなくても配当目当てなら、投資妙味はある。と考えての選択でした。

 

2) 運用方法 

運用方法としては、証券会社から出ている、業績予測や予想株価を参考にして、予想株価の8割くらいまで値上がりしたら利確する。というルールに従うつもりでしたが、この時期はそこまで値上がりする銘柄を選定できませんでした。

そのため少しでも情報を集めてTwitter等情報の鮮度が高い媒体での判断をできないかと模索し出しました。

 

3) 結果

米国の雇用統計が発表され数回の短期的な暴落が起きて狼狽売りをして損失を出してしまいました。他にも、減配はしないだろうと高を括って決算前に値下がりしたところを購入し、さらに値下がりして含み損、さらに減配しました。

結果、35万円の損失となりました。

 

3. まとめ

スイングトレードもしくはデイトレードでは株価の振れ幅が大きすぎて、私には合わない投資法であると判断しました。リスクを許容できていないから狼狽売りもするし、不確定な情報で右往左往することになってしまったと考えています

投資方針も最近の世の中を見ていて - ナーガの副業で書いているように成長、回復を見込める業界に素直に順張りする方針に戻しています。

この方針にそぐわない銘柄は損切したため上記の損失となりました。

3月の暴落で資産の減少を初めて経験し、気を引き締めた直後の出来事でした。

これまで投資信託のみだったところに個別株を始め、一時的な利益が膨らんだため、気が大きくなってしまいました。

それと、情報の鮮度の違いを実感しました。短期目線で考えた時、一般人に情報が入ってくる頃には値段の変動すでに開始していることがほとんどです。

加えて、業務が立て込んでいるときは1日株価の確認ができない、もしくは株価のことすら忘れるくらい業務に集中しなければならないこともあるのでこのような取引は私には無理だと考えるようになりました。

結局今回お伝えしたいことは、

自身の許容できるリスクを把握し運用すること

一般人の情報収取能力、人的リソースでは短期的な取引は難しい

上昇局面では利益を伸ばすことが出来ても、いつトレンドが変わるか分からない

といったことをお伝えしたくて文章にしました。

ただし短期的な取引には、大きく利益を伸ばせる可能性があることは間違いありません。

リスクに動じない精神力、不要な情報に踊らされない分析力、そして十分な元手がある方は爆益を期待できるかもしれません。

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。