株初心者へ「値動きが気になって仕方ない」とき
今回は『値動きが気になって仕方ない』という時に私がとっている行動をまとめてみました。
ここで書いているのは、四六時中値動きが気になって仕事やプライベートに支障をきたすレベルのことを言っています。
早速ですが私がとったとしては下記のものになります。
1. 投資額が大きすぎないか確認、見直しする。
2. 投資銘柄のIRを確認する。
3. 投資方針、計画の確認をする。
4. 投資方法の見直しをする。
以下それぞれに関して記述していきます。
1. 投資額が大きすぎないか確認、見直しする
自身のリスク許容度に見合った投資をできているか確認しましょう。人によって株価の変動に対して感じるストレスの度合いが異なるので、自分に合った投資金額というものを探ってみましょう。
私の場合は株式や投信等の金融資産で全資産の25%程度までの保有であれば、多少値動きが大きい時期でも過度なストレスを感じることなく投資活動に励むことが出来るようです。
わが家の場合、共働きですし、余裕を持った預金もあるのでもう少し投資比率を高めてみようとしましたが、30%を超えたあたりでストレスを感じるようになってきました。
少額で投資を始めてみて徐々に上げていけば、いつかは自分に合った資産配分をつかめると思います。
SBIネオモバイルやLine証券であれば数千円単位から投資をすることができます。
あくまで少額で始めることをお勧めします。
ちなみに私の場合、アベノミクス途中で投資を始めたので、今思えば強気にそれなりの金額を突っ込んでいました。コロナショックで火傷しました。コロナショックが始まり3日目くらいで損切して、2週間は株式市場から離れるくらいビビりました。いい勉強になりました。
皆さんも気を付けて下さい。
2. 投資銘柄のIRを確認する。
資産全体としてストレスを感じない配分に出来ていても、株価が大きく動いている銘柄は気になってしまうと思います。
そんなとき私は、時間を見つけて該当銘柄のIR情報やニュースを確認しています。
株式売買の時点での目論見と現時点の株価にズレは無いか確認して、保有の是非を判断しなおしています。
最近の話題で言えばスガノミクスで大手3キャリアの株価が急落した時は、これをしました。5Gのこともありますし、これらの企業は好財務、高配当だったので自信をもって保有していました。しかし、年初来安値までつけられては流石に不安にもなります。
自分なりに整理して損切は無し、買い増しも無しと決めてからは、さほど不安を感じなくなりました。もちろん株価のチェックはしますし、損切ラインは決めなおしましたが漠然と不安を感じ、何かの拍子に狼狽売りしてしまうほどの状態ではなくなったと思っています。
個人的にですが、漠然と不安を感じている銘柄の大きな値動きはストレスを感じます。
不安の要因を整理してみたら楽になるかもしれません。
ぜひ試してみて下さい。
3. 投資方針、計画の確認をする。
適切なリスクをとることが出来れば、ストレス少なく投資活動を継続できる方がほとんどだと思います。
その適切なリスクを考える上で必要だと言われているのが、投資方針や投資計画です。
いつまでに、なんのために、資産をいくらにしたいからこの方法で運用する。ということを考えましょう。
具体的な数値があれば自分が何をすればいいか手法は勝手に決まってきます。
そして手法が決まれば大体にはなりますが将来の自分の資産の振れ幅というのも考えることが出来ます。
証券会社やロボアドバイザーで無料で使えるツールでも大体何%の確率で資産がどのくらい増減するか計算してくれるものもあります。あくまで目安でしかありませんが一度計算してみてはいかかでしょう。
1年後に資産を2倍3倍にしたいという人は、現在の資産半減してしまうくらいのリスクを覚悟しての投資になると思います。
30年後に2倍3倍を狙うというのであれば、さほど無理をしなくても狙っていける数値だと思います。
そして、具体的な目標に対して決めた計画、投資方針なら自然と自分に合ったリスクを取れると思います。
4. 投資方法の見直しをする。
何をしても株価が気になって仕方ない。ストレスを感じてしまうという方はいっそのこと株式投資はやめてみてはどうでしょう。例えばですが、債券などで元本保証を受けての資産運用であったり、かなりの勉強が必要になりますが不動産投資するといった方法もあります。株式投資とは違ったリスクはありますが、株式投資よりも値動きが緩やかな投資方法は多数あります。株価の値動きにはストレスを感じても、不動産管理にはストレスを感じないというのであれば、それがその人には合っているのだと思います。
もしくは、効率のいい運用はあきらめてしまって、本業に全力で取り組み資産を形成するという手段もあります。
何の本で紹介されていたか忘れてしまいましたが、公務員やメーカー勤務で株式や不動産運用することなく、給与収入のみで老後資金まで貯めてしまったので早期退職出来た方々が紹介されていました。
別に投資は必須科目というわけではありません。
各々にあった資産形成の手段を用いましょう。
まとめ
老後まで含めると長期にわたり資産とは付き合っていくわけですから、長続きするよう、適切なリスクを意識して資産運用をしましょう。
4. 投資方法の見直しをするで記述したように投資だけが資産形成の手段というわけではありません。
私は株式投資を皆さんにすすめる立場をとっていますが、先々の自分の資産運用に関して考えることが出来ず、リスク管理できない方には株式投資はおすすめしません。
リスクの高い運用をすれば、資産をいくら持っていても1年もしないうちに枯渇させることもある運用方法であることは認識して、情報を整理して、自分で考えて行動できる人にだけ株式投資をおすすめします。
元手によってリスクは変わりますが、年間50万円の利益を得たいのであれば、初心者のうちは、最低でも本業のすき間時間でアルバイトして、50万円稼ぐのと同じくらいの労力をかける覚悟を持って株式市場に乗り込むことをおすすめします。
以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。