大手自動車部品メーカーの生産技術職員

今回は私自身の経験をもとに自動車部品メーカーの技術職がどのようなものか、記述したいと思います。

私は生産技術、製造技術、品質管理に類する部署を経験しているので、実体験をシェア出来ればと考えています。

今回は生産技術に関して特に記述します。

今後、就職、転職を考えている方へ向けた内容です。

ぜひご一読下さい。

 

生産技術とは

 あまりなじみのない言葉かもしれないので簡単に生産技術に関して説明します。

一般的に製品製造に必要な製造ラインの設計~管理を実施する部署のことを指します。

お客様と自社が製品仕様等を詰めて製品の図面が出来上がったら、どのように製作し、どのように量産していくかを考えて組み上げていく必要があります。

生産技術では、量産方法や実際の製造ラインで加工し、組み上げ、保証する。仕組みづくりをして実際のライン稼働まで実施しています。

自動車部品メーカーの一例になります。他業界では多少異なるかもしれません。

 

実際の業務内容

早速、実体験を記述したいのですが、私は製品の組立~検査を実施する設備の製作やラインを稼働させるまでの仕組みづくりを主業務としていました。

上司に信頼してもらえて任せてもらえれば、かなり裁量権があり自由な業務と認識しています。

仕事内容は多岐に渡るので箇条書きにします。

  • 仕様設計
  • 製作に関わる諸手続き
  • 製作スケジュールの管理
  • 外注の場合は製作部署や設備メーカーとのやり取り
  • 完成した設備を工場に据え付け
  • 設備を安全、適切に使用するための仕組みづくり
  • 稼働後のアフターフォロー
  • 他工場へも設置必要であれば現地支援

ざっと洗い出しただけですがこんなところです。

 どのプロセスも魅力もあり、面倒事もあり、雑務も大量に発生します。

様々な部署、取引先、チームメンバーと連携し仕事をこなす必要があります。

次から次にアイテムが発生するので、後々まで残るような問題点は発覚した時点で潰しこんでいかなければ、負のスパイラルに巻き込まれます。

 

身についたスキル・ノウハウ

この部署で身についたことを記述します。

改めて見ると広く浅くな部分が多い印象も受けますが、何をするにも役立つスキルと思います。

スケジュール管理

 一番身について、苦労したのがスケジュール管理です。

部品メーカーはどこも一緒だと思いますが、お客様と契約が済んで量産開始日が決められたあたりで生産技術のお仕事は本格化します。

一番最初に遅れることが出来ない期限が決められてしまいます。

先述の様々なプロセスを並行して進めていく必要があるため、どのタスクにどのくらいリソースを割けるか判断を迫られます。

スケジュールを組んで、進捗を管理し、遅れているプロセスの挽回も都度盛り込んでいく。

ビジネスでは当たり前のことですが、非常に重要なスキルとだと思います。

 

実態を少し記述します。

連携先が多いので各プロセスでスケジュールが狂うことも多々あります。

設備製作の遅れ、社内外の調整の遅れ、設備部品の遅れ、社内外のリソースの変動、天災や政治的な影響を受けることもあります。それでも期限が決められているので何とかしなければなりません。

(天災や政治的な話になるとさすがに納期調整が入ることがほとんどです。)

特に最近はメーカー同士の競争が激しいため、従来のスケジュールで動いていては他のメーカーに負けてしまうので、無茶なスケジュールを組まないといけないことが多いです。

そして、新規性の高い設備の場合、どうしても不具合が多く修正に時間がかかってしまいます。

外部要因も影響してきます。今回のコロナ禍も各国のメーカーが操業停止で部品納期が3か月ずれるということもありました。

中国の製造業の影響で重要部品の納期が1年後と平気で回答される時期もありました。

そんな状況でもお客様との取り交わしがあるので、期限の延長はなかなかできません。

限られたリソースで良質なアウトプットを目指すならば、スケジュール管理は必須のスキルだと思います。

 

先端技術に関する知見(製造業)

 設備製作のため、センサーや制御部品、バルブ、モーター、測定機器メーカーなど様々なメーカーとやり取りをするので、最先端の知見を得ることが出来る可能性があります。

やり手の営業の方を捕まえておけば、向こうから最先端の製品情報を教えてくれます。

最近はあまりありませんが、最新技術の見本市やセミナーの情報を持ってきてくれて、会社や取引先のお金で最新技術を勉強することができます。

一般人は入れなかったり、入れたとしても数万円の費用が掛かることもざらです。

最近だとAIが製造業にも積極的に取り入れられていますが、どのような部分に取り入れられているか具体的な情報はなかなか出てこないと思います。

それを向こうからまとめて持ってきてくれるわけですから、大きなメリットだと思います。

こういった知見の積み重ねで救われることが良くあります。

営業の方もお仕事ですから、こいつに売り込めば利益につながると思って貰えれば、効率良く必要な情報だけを貰えます。

そのためには結局、結果を出していかなければいかないわけですが。

 

問題解決能力

 設備を製作し実際に運用するので問題解決の手法を日々活用することになります。

よく言われるPDCAを回すというやつです。

Plan check do action です。

実際に利用しようとすると解決が困難な課題が多数出てきます。

全て解決することはできていませんが、実践をこなす事で自分の分野外の仕事をこなす際にも役立ちます。

PDCAのようにプロセスを決めてこなすことをフレームワークと言いますが、いくつかあります。どのような問題にどのフレームワークが適しているか実践でも取り入れていけば、様々な業種で活躍することができます。

 

実状を書くと重要な案件以外はキチンとフレームワークをこなすことは難しいかもしれません。

他の業種でも同じだと思いますが、慢性的なリソース不足で、すべての案件に十分な時間をかけて分析、対応は出来ません。

上位方針でフォローされるような重要案件をこなす時だけ使ってます。

ただ慣れてくると自然と頭の中でフレームワークに沿って考え出しているので、スキルとして身についているとは実感しています。

 

大変なところ

出張が多い

コロナ禍を経験してリモートワークも普及して、リモートで対応できる場面も増えてきましたが、出張が多いです。

  • 設備製作時
  • 設備稼働時

上記の時期はどうしても現物を触りながらでないと、対応できない事象が多々発生します。

設備製作時は不具合が多いと2~3週間出張して設備メーカーに入り浸ることも珍しくないです。

そして、完成した設備の機能点検なども高度な設備になればなるほど手間がかかります。

自分が仕様を考え製作した設備なわけですから、少なくとも社内では一番その設備に関して詳しいわけです。

誰かに変わりに行ってもらうのも一苦労、あとで致命的な欠陥がでたら大目玉。

必要な出張はどうしても発生します。

 

そして設備稼働時、これがまた厄介です。

生産工場に設置して稼働し出すまではいいのですが、稼働後不具合が見つかった場合、現地スタッフと連携して対応しなければなりません。

しかし現地スタッフもこのご時勢ではギリギリの人員しか配置していません。

それぐらい現地で対応してよ。と思うことでも手が取れないことが多々あり、結局出張して自分で対応することがあります。

ちなみに今私はその現地スタッフ側(製造技術)です。

どちらもリソースが限られており、大変なのですが、生産技術側の方が融通は利くかなと思っています。

出張が不要な時期は全然ないけど、必要な時期は月の半分以上出張とかも多い職場です。

海外現地法人の立上げ支援時は3か月出張とかもざらです。

 独身の時はむしろ出張であちこち行けることが嬉しかったのですが、家族ができたらもう少し出張が少なくてもいいかな。とは感じていました。

 

 まとめ

人によっても異なると思いますが、担当業務の幅が広く、浅く広く業務をこなす部署だと感じています。

漫然と仕事をこなすだけだと、専門性の高いスキルは身につきづらいかもしれません。

仕事の流れを理解して、ビジネスマンとしての必須のスキルを磨く機会は多い部署だと思います。

業務範囲が広いので積極的に情報を取りに行く人なら色々な知見を広めることが出来る業種でもあります。

生産拠点と離れていると出張が多い業種でもあります。

 

 

 以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

30代のための資産運用方法

今回は30代のサラリーマンに向けて運用方法を考えてみました。

この記事では一般的な30代のライフイベントを考慮した資産運用の一例を示し、資産の運用に興味をもって貰えたらと考えながらまとめました

ただ預金を積み上げていくだけでなく、資産のことを学び効率よく資産を貯めて豊かになってもらえたら嬉しいです。

ただし、投資が含まれる部分は元本割れの可能性もありますのであくまで参考程度に考えて頂きたいです。

 

結論から申し上げますと30年間かけて資産を積立てることで1080万円を元手に1700万円の資産を築くプランになります。

内容は、

預金:70%  投資:30%の比率で運用する。

・投資は積立NISAを活用して、複数のインデックスファンドに分散投資する。

・特にこだわりがなければ楽天証券楽天銀行を利用して投資する。

このような運用が良いのではないかと考えています。

 

では以下に詳細を記載します。

 

 

30代で必要な費用について

30代の10年間で必要な費用を列挙します。私が診断してもらったライフプランをもとに記述していますので人によっては発生が前後するかもしれません。

生活費、住居費、雑費は年間300万円で10年で3000万円それ以外の支出合計約1500万円になります。私は地方住まいなので自動車の費用がかなり乗ってきていますが、都市圏住まいの方々は住居費が高くなるので総額でいうと似たような金額になると思います。

生活費、住居費以外で発生する費用を見ていきます。

1. 新築時一時金 60万円

登記だったり不動産所得の手数料です。高いです。

2. 固定資産税 12万円×5年+22万円×5年 合計170万円

住宅等の不動産にかかる税金です。高いです。

3. 車の買い替え 550万円(2台分)

ファミリーカー1台、軽自動車1台で考えています。地方住まいのつらいところです。

実際には中古車で探そうと思うので100万円程度は下がるかと思います。

4. 家電買い替え 30万円

独身時代から頑張ってくれている洗濯機等が怪しい音がしだしています。

5. 車の維持費 200万円

2台分となるとかなりの金額になります。車検代、メンテナンス費用などです。駅まで徒歩1分の立地なのですが、電車自体が30~40分に1本なので一人1台車がないとかなり不便なので。

6. 保育料 324万円(二人分)

わが家は共働きなので保育料がかかります。小学校は近所の公立予定です。

7. 習い事 160万円(二人分)

自発的にやりたいということがあれば1つ2つはやらせてあげたいです。

学習塾に行くようなら倍くらいになります。

 

色々記述しましたが、実際にはもう少し支出が増えそうな気がします。

付き合いもあるでしょうし、帰省や引っ越しなどもあるかもしれません。

ちょっとゆとりある生活ならもう少しかかると覚悟した方がいいかもしれません。

 30代は色々まとまったお金が動きます。節約を心がけている人でも、少なくとも10年間で5000万円弱、年間にして500万円の支出は覚悟しておきましょう

多少ゆとりはありますが、ひと昔前であれば普通の生活と言われていたような内容でこれくらいの支出が発生します。

ちなみに厚生労働省のデータをみると平均収入が450万円程度でした。

収入に応じて新築マイホームや新車購入、どれかは我慢しないといけない時代になっているみたいです。

 

資産の運用額

 さて、上で示したようにマイホームを買って、車を新車で購入したとして年間500万円の現金があれば生活+必要経費の支払いができそうです

残りの収入は資産形成に充てることができます。

目安として預金:70%  投資:30%で投資運用してみてはどうでしょう。

最初から張り切ってすべてを投資に充てるのはやめましょう。

様々な書籍でもいわれていますが投資は小さく始めましょう

投資は堅実に運用しても元本割れすることもあります。

まずは余力を残して始めてみて、うまくいったら投資金額を増やせばいいです

焦る必要はありません。30代ならゆっくり資産を増やしていく時間の余裕があります

ちなみに30%で投資というのは論理的な根拠があるわけではないですが、相場が激しく上下している時期に、私が大きなストレスを感じることなく運用できた割合だったので記述しました。

人によって許容額は変わってくると思うので、小さく始めて少しづつ増やしてみましょう。

 

投資運用方法

つみたてNISAを利用して複数のインデックスファンドに分散投資することをおすすめします。

まずつみたてNISAとは簡単に言うと、申請さえすれば年間40万円までの投資は利益に対して税金がかからない制度です。

その非課税期間は20年間です。

株式投資の場合、普通に運用すると利益に対して約20%の税金がかかります。

非常にお得な制度です。

インデックスファンドというのは何らかの指標に連動して、ファンドが銘柄を入れ替えて運用してくれる金融商品のことを言います。

例えば日経平均に連動するファンドなら、日経平均が値上がりすれば同じように値上がりします。

このインデックスファンドというのは全般的に手数料がやすく、勝手に分散投資をしてくれるので、初心者でも取り組み易いファンドです。

当然デメリットもありますが、長くなってしまうので割愛します。

インデックスファンド等投資先の情報は、下に紹介する記事に詳細がありますので宜しければご参照下さい。

www.ynsecwb.com

投資でリスク(値幅)を下げるには分散投資をする。というのが基本になっています。最近は米国株式に投資するインデックスファンドがよく話題になりますが、今後は中国などの新興国と呼ばれる国が台頭する時代かもしれません。

複数の投資対象に分散投資することをお薦めします。

 

 

利用する金融機関

 特にこだわりがなければ楽天証券楽天銀行の利用をおすすめします

その理由は楽天証券でインデックスファンドや投資信託をする際、毎月定期的に積立購入する設定をするとクレジットカード払いで投資をできます

そして、楽天カードで支払いをすると投資額の1%のポイントがつきます。(月最大50000円までクレジットカード決済設定可能)

つみたてNISAの限度額まで投資するなら年間4000円分のポイントを貰えます。クレジットカード決済の限度まで設定するなら年間6000千円分のポイントがもらえます。

投資の世界での1%は非常に重要です。

ぜひこだわってみてください。

そして楽天証券と楽天銀行の間で資金の移動を自動でやってくれるマネーブリッジという仕組みがあります。

これを設定していると楽天銀行の金利が0.1%になります

投資に使わない資産を預金しておくだけで高い利息を得ることが出来ます。

300万円預けておけば3000円貰えます。

メガバンクや地方銀行なら数十円しかもらえないので、利息は段違いです。

 

 まとめ

比較的堅実な分散投資での期待利回りは3~5%程度と言われています。

仮に月3万円の積立設定で利回り3%で30年間運用したら積立金1080万円運用益670万円、ポイント10.8万円を得ることができます

実際には制度や利率も年々変わっていくのでメンテナンスは必要ですが、さほど無理なプランではないと思います。

このプランを実行するためには30代から開始するのがちょうどいいです。

・使う必要のない資金が月3万円ずつ必要

ローリスクな運用を実行するため運用期間を長くする必要がある

上記の30代で必要な費用を参考に自分の収入で何が出来て、何は我慢しないといけないかを判断し、投資資金を捻出しましょう。

 

そして、さらに余裕がある人は個別株への投資でさらに高いリターンを求めるのもいいですし、今しかできないことを楽しむのも自由です。

いずれにしろ、先が長いので30代で投資に触れてみるのは先々のためになると思います。

ぜひ一度検討してみて下さい。

 

投資に興味を持った方は下の記事も宜しければご一読下さい。

www.ynsecwb.com

節約で投資資金を捻出したい方にはこの記事をどうぞ。

www.ynsecwb.com

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

 

なぜアラサーで資産形成を考えないといけないのか

最近では至る所で資産形成について話題になっています。

今回はなぜ30代の人が資産形成について考えなくてはいけなくなったのかを記述したいと思います。

特に、最近定年を迎えた我々の親世代までは適度に貯蓄し、しっかり働けばそれなりにゆとりある生活が出来ているのに何が違うのだろう。と考えている30代人に向けて資産形成を真剣に考える必要性を示します。

 

結論としまして、以下の4点が主要因で、皆さんが定年になる頃の資産が予想しづらくなっています。諸々の格差が広がり、何もしていなければ、最低限と感じる生活すらできない未来になりかねないため、各々の状況に合わせた資産形成を考える必要が出てきました。

・終身雇用の限界が見えだした。

・労働収入の格差が広がっている。

・従来より支出が多くなっている。

・従来ほど手厚い年金を受け取ることが出来なくなっている。

 

 

以下にそれぞれの詳細を記述します。

 

終身雇用制の限界

終身雇用とは、新卒で入社した社員を育て、定年まで一貫して働いてもらう、日本企業で多い雇用形態です。

勤続年数とともに年収が上がっていき、定年まで勤め上げれば十分な退職金をもらうことができました。これにより悠々自適な年金生活を送れていた制度です。

終身雇用が当たり前だったからこそ、親世代は小難しい資産形成は会社に任せきりで、ただ真面目に働くだけでよかったのです

企業がどんどん成長して余力があるのであれば維持できるのでしょうが残念ながら多くの企業ではそこまでの余裕はなくなっています。

トヨタの豊田章男社長や経団連の中西宏明会長も終身雇用の維持は難しいと言及しています

様々な大企業でリストラや早期退職も計画されています。

働き方や技術の改革が進み雇用もスリム化されていきます。

終身雇用の維持が難しくなっている理由はグローバル化、デジタル化の推進により、ビジネスを高速化させ、雇用のスリム化を進めないと企業も生き残れない環境になってしまったためです。

定年まで十分な収入を確保し、十分な退職金を受け取ることが出来なくなるかもしれません。

というわけで、従来通りの会社に依存した資産形成は今後通用しなくなっていきます

 

労働収入の格差拡大

労働収入の格差拡大も様々な問題がありますが、一例としては非正規雇用の増加が挙げられると思います。

同じように労働して、同じように成果を出しても正規職員と比較すると福利厚生やボーナスで労働収入に大きな違いが生じます。

そして今後の雇用に関してですが、単純作業をするような職種ではそもそも仕事が減っていき、労働単価も下がる可能性があります

私の勤務先でも推進されていますが、設備の高度化やAIの発達、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)の登場によって単調な作業は自動で完了する事例が増えているためです

どのくらい単調作業が自動化されるか一例をあげます。

・毎月月末にデータベースから最新のデータを抜き出してくる。

・勝手に最新のデータを元にExcelで報告書としてまとめて出力してくる。

・所定の部署にメールで報告書を送信する。

プログラミングの知識がなくてもRPAのツールさえあればこの位のことは自動化できました。事務員さんの工数を月あたり1日分は削減されています。

システム系の部署は1人削減するほどの自動化を達成しました。日々次々と無人化されていっています。

私は製造業に携わる身なので、まだこういった自動化が難しい部分もありますが、銀行や役所のような決まった手続きが多い業種ではこれから10年のうちに事務的な仕事が激減します。

 そうすると単純作業を主とする仕事の総数が減っていき、人が溢れてくれば現状よりも悪い雇用条件で働くことになります。

そして、一部の自分を高めることが出来る人々はAIなどに仕事を取られない分野で活躍して豊かになっていきます。

こうして格差が広がってしまうのです。

 多くの人は収入が伸び悩んでしまうでしょう。労働収入の減少に備えて資産形成を進め、同じ収入でも効率よく資産を運用できるよう準備しておく必要があります

 

従来よりも支出が増えている

まず税金の負担が増える。物価の上昇により 支出が増えています。

消費税10% 皆さんご存じの通り消費税が10年前と比較すると2倍になりました。

例えば200万円の車を購入すれば、10年前だと10万円だった消費税が20万円発生します。大きいです。

社会保険料の増加 年収500万円のモデルケースだとここ10年で約58万円→69万円。

10万円増加しています。今後の労働人口の減少を考えるとさらに増加すると考えられます。

物価の上昇 高機能、高度化された商品が溢れかえるようになり世の中便利になっていますが、物価が上昇しています。

携帯電話:新機種で3万円程度→10万円程度

軽自動車:新車で150万円程度→200万円程度

某ハウスメーカの新築平均価格:2500万円程度→3100万円程度

利便性が向上していることは分かっていますが、それを考慮しても支出としては増えています

自身の資産を把握して、お金をかけるところ、節約するところにメリハリをつけなければ支出はどんどん肥大化していきます。

 

年金受給可能な金額が減っている

まず誤解無いように言及しておくと、年金自体は破綻しないと考えています。

また保障の意味でも重要な制度であることも理解しています。

しかし、平均寿命の上昇や労働人口の減少を考えると年金受給年齢の引き上げ、支給額の減額は逃れることは出来ないでしょう。 

日本年金機構から引っ張ってきたデータでは、

平成21年 国民年金支給額:月額66,008円,  国民年金保険料:月額14660円

令和1年  国民年金支給額:月額65,008円 国民年金保険料:月額16410円

となっていました。

保険料は月額約2000円値上げ、受給額は約1000円値下げされています

再び高度経済成長期とベビーブームが同時にでも来ない限り、この流れは継続するものとおもわれます。

年金だけで生活が保障されるわけではありません。

自分の老後は自分で守る必要があります。

 

まとめ

これまでは一度就職すれば勤続年数に応じて、ある程度賃金は上昇していきました。

そして退職金と年金があればそれなりの生活が出来ていたため、我々の親世代は難しいことは考えず、貯蓄して真面目に働いていればよかったわけです。

ネガティブな話題を多く挙げましたが30代ならまだ折り返し地点です。

まだまだ巻き返しが効くからこそアラサーで資産形成に関して真剣に考えてみましょう

 

資産形成に関して興味がわいた方は下の記事も宜しければご一読下さい。

 

www.ynsecwb.com

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以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

 

 

債券の運用に関して

今回は債券の運用に関して記述したいと思います。

先に本記事の結論を記述しますと、債券の運用は債券型投資信託を利用してはどうでしょう。というものになります。

 

 

債券とは

概要

株式はよく聞くけど債券というものがよく分からないという人もいるかと思います。

債券というのは国や企業、外国の政府機関等などに利息つきでお金を貸し出す金融商品のことをさします。

債券運用のメリット

債券発行時点で金利が決まっているものが多い

償還日という貸したお金が満期になって返済される日が決まっているものが多い

上記のように発行の時点で金利や元本が返済されていて、契約できるものが多いです。規定の期間が過ぎれば、貸し付けた金額が丸々帰ってくるので、

・金利1%

・償還日5年

上記の条件で100万円貸し付けた場合、年1万円の金利がつき、5年経過後100万円が返金されます。

結果金利分の5万円が利益となります

債券運用のデメリット

運用リスクの低いものは金利も本当に低い。

例えば日本の国債は日本が財政破綻しない限り、返済されるリスクが低い商品ですが、最近の日本国債の金利は0.05%です。一般的な銀行の利息よりは利率がいいのですが、100万円貸し付けたとしても年間500円分の利益しか出ません

個人的には今の国債に投資するなら、マネーブリッジ登録済みの楽天銀行に預けることをお薦めします。利息は0.1%になります。

詳しくは楽天経済圏に引き込まれています その2 - ナーガの副業を参照してください。

・株式とは違い、売買に手間がかかる。

個人が投資する債券は償還日まで保有することを前提とした商品がほとんどです。

銀行窓口や専用窓口で売却することは出来るようですが、正直よくわかっていません。分かり次第追記します。

・仕組債と呼ばれるリスクが高い金融商品もある。

債券に関して検索すると、よく名の知れた大企業の名前などで金利5%の債券が発行されています。飛びつきたくなりますが、当然都合のいい商品ではありません。

いくつか条件があり、結構な確率で元本割れするようなものです。

例えば先日SBI証券に上がっていた情報では

 受渡日の該当企業の株価を基準として株価が105%を越したら早期償還となります。元本の100%とその時点までに発生している利息が支払われます。

早期償還後は当然利息は発生しません。

 ノックインと言われる基準があり、株価が終値で基準価格の70%まで下落した場合、元本は保証されません

素人が手を出してもなかなか利益が出そうにない金融商品です。

このように債券というものもなかなか複雑です。

 

債券型投資信託

上記のように債券も素人が運用するにはなかなか複雑な面もあります。

そこでこの記事では債券型投資信託をお薦めします。

概要

債券型の投資信託では、国内外の債券を運用する金融商品です。債券型投資信託は景気が悪い時値上がりする傾向にあります。というのは不景気のときは、比較的安全な資産である債券に資金が流れ込み、債券が値上がりする傾向にあります。それがそのまま債券型投資信託の基準価格に反映されます。

パフォーマンス

投資先によってパフォーマンスはことなりますがeMAXISSlimで見てみると先進国債券に連動する投資信託であれば、コロナショックの底値から6%程度の値上がりです。

国内債券に連動する投資信託の場合、1%以下のパフォーマンスとなっています。

銘柄紹介

・楽天全世界債券インデックスファンド 楽天ファンドが運用している債券型投資信託です。管理費用も0.3%以下になっており、投資しやすい銘柄です。

・eMAXISSlim先進国債券インデックス 三菱UFJ国際投信が運用する債券型投資信託です。管理費用は0.15%程度と費用を抑えています。純資産も2020年1月から2倍程度に増えており、順調な運用をしてくれています。

・AGG 米国のETFでブラックロックが運用しています。ETFなので売買が簡単であり、分配金利回りも3%を超す時期も少なくありません。米国債を中心に運用するので安定していることが多いです。

 

まとめ

最近は世界各国の中央銀行が相次いで利下げを行っているので金利は低い債券が多く発行されていますが、有事の際は株式から債券に資金が流れることもあります。

リスクヘッジとして債券も資産の一部として運用することをお薦めします。

ただ株式に比べてリターンが小さい傾向にあるため、資産を増やしたい時期は債券は少なめでもいいかもしれません。

今回も具体的な商品名を言及しましたが、投資は自己責任でお願いします。

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

 

不動産投資に関して

今回は不動産投資に関して記述したいと思います。

 不動産投資をする上で気を付けたいのは以下の項目です。

それぞれに関して記述します。

 

不動産の出口戦略を吟味して取り組む

不動産を取り扱う上で出口戦略は非常に重要になってきます。最近は不動産投資に関して、非常に有益な情報を発信して下さる方々が多く。初心者でもよく勉強していて、結果を出すことのできている方も多いかと思います。

その中でもよく見かけるのは一軒家の中古物件を推しているチャンネルをよく見かけます。

実際、保有している間はキャッシュフローも生まれ利益が出るでしょう。ローン完済まで常にプラス収益で運用できる方も多いでしょう。

しかし、古い物件であれば10年後20年後、処分に困ることもあります

低価格で出回っている中古物件の中には田舎の物件も多いです。今は借り手がいても10年20年先になると誰も借りない、引き取り手もいない状況になるかもしれません。

地方の過疎化をなめてはいけません。私が住んでいる地域では少子化が進みすぎて、小中学校の統廃合がここ数年で一気に進み、人口の減少もすごいスピードで進んでいます。別に僻地というほどでもなく、全国展開する規模の大企業がいくつかはある市ですが、過疎化は進む一方です。そういった地域では不動産の買手が減っていきます。

不動産のデメリットとして、すぐに買手が見つからない場合手放すことすらできません自治体への寄付すら受け付けてくれない土地も多々あります。過疎化が進む地域では買いが見つからず固定資産税を負担し続けるリスクもあります。そして、空き家が問題となっている昨今では倒壊のリスクがある物件は解体を要請され、負担するのは不動産のオーナーです。

不動産投資をするなら、地価が上がるエリアがベストです。しかし、この世の中なかなか持続して地価が上がるエリアの不動産を購入することは出来ません。

せめて向こう30年の消滅都市と言われない地域の好立地物件を購入しましょう

ちなみにマンション保有であろうと出口戦略が重要であることは変わりません。

気を付けましょう。

 

実利回りを吟味して投資を行う

特に投資用物件の営業資料等をみると表面利回り5%等と記載があります。

単純に家賃収入からローン返済金額を引いた利回りを指している場合が多いです。

この他にもいろいろな費用が掛かります。

・自分で物件を管理しない場合は、管理会社にお願いすることになります。

・物件の保険に入る必要もあります。税金も発生します。

・空室の場合、家賃収入は入ってきません。

・空室を埋めるために広告費を支払うこともあります。

この他にも売買する際、物件価格によっては数十万円~数百万円の諸費用が必要になってきます。

これらすべてを考慮した実利回りで利益が出ることを確認して投資しましょう

実利回りを計算できない状態での投資はやめましょう。厳しいようですが、その状態で始めると相当運が良くない限り利益どころか損失しか出ないです。

 

売買、管理の一部でも自身で実施できるもしくは強い伝手を持っている

不動産の運用には複数の会社に依頼を出すことになります。かなりの費用が掛かります。そのうち一つでも自分で実施出来れば一気に利益が大きくなる可能性があります

私が学生時代にお世話になっていたワンルームマンションはオーナーさんが建築会社を経営しており、取引先に足場を組んでもらい、自社で壁の全面塗り替えを実施する。退去者がでた場合は、自社すらつかわず自分で部屋の改装を行っていました。敷金礼金丸儲けです。

現在の取引先の配管業者の方も不動産運用をしているのですが、建設時は自社で配管を実施し、修理も自社です。水回りの更新は高額になりますのでこれもまた効果金額が大きいです。

不動産屋の場合は高利回りの物件はそもそも売りに出さず、自分のところで運用できるならそれに越したことはありません。売りに出さないといけない場合もまずはお得意様に恩を売りに行きます。

こういった立場の方は少ないかもしれませんが、このようなプロの方々相手に物件の売買を行うわけです直接対決するわけではなくても価格競争にはなります。となれば自分も何かしら強みを持って参入するに越したことはないです

 

諸手続き、維持管理の一通りの知識を身に着けて実施する

前述のように、新たに不動産業界に乗り込もうとした場合、手ごわい方々相手に価格競争、獲得競争をしていくわけなので、何かをするために相場以上の手数料・費用を取られていては勝負になりません。自分の身を守る知識を身に着けた上で小さく始めていきましょう。

 

住人とのトラブルを覚悟しておく

どの地域で運用しようと、少なからず住人とのトラブルは覚悟しておきましょう。大丈夫だと思って入居させた人でも、トラブルメーカーということはあり得ます。

借地借家法という法律があるのですが、とにかく入居者に有利です。家賃滞納する住人でもきちんと司法機関を通して手続きをしないと退去してもらうことすらできません。

税制改正で税負担が増えて家賃を値上げしたくても反発してきます。

老朽設備を取り壊したくても住人の同意を得られなければ取り壊すこともできません。

独居老人受け入れもなかなかのリスクです。本人には問題がなくても自然と問題が発生する場合があります。

 

まとめ

私自身は不動産投資に対してあまりいい印象を持っていないのでデメリットを強調するような記事になってしまいましたが、初心者が安易に手を出す投資対象ではないと思っています。正直かなりオブラートに包んでいます。

特に手仕舞いにも手間がかかる投資だということは認識しておきましょう

自身が知識豊富でうまく運用できても、親族もそうだとは限りません。

気を付けましょう。

なお、不動産投資に関しては私自身はまだ直接行っておらず、親族の話や学習内容からの話になりますので、実践経験はありません。

あくまで私見ですのでご了承下さい。

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

お薦め書籍 その2

今回は高橋ダン氏の『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』を取り上げてみます。

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この本の著者である高橋ダン氏は10歳まで日本で育ち、そこからはアメリカで過ごされています。そしてウォール街で勤務し、その後独立してヘッジファンドを設立。独立後は世界各国で活躍し現在は日本に拠点を移されているとのことです。

さて、この本で私がいいと思った点は、海外(主に米国)の資産家たちが何を考えて投資しているかを垣間見ることが出来る点です。

株式投資において、仕組みの面でも投資人口で見ても諸外国の中には日本より優れている国があります。

投資は日本国内のみで完結するものではないのですから、優れた国から学ぶというのは非常に有意義なことだと思います。

日本の文化を理解していながら、海外の金融で揉まれた著者だからこそ、日本人にも分かりやすく海外の資産形成を示すことが出来たのだと考えています。

私がこの本の魅力を十分に伝えられるか分かりませんが、ぜひ読んでほしい本の一冊です。

前置きが長くなりましたがこの本の紹介に移ります。

 

この本は8章で構成されており、以下の内容が記述されています。

この中で私は

1. マインド

3. ポートフォリオ

7. 経済

上記の3つの章で大きな学びがありました。

 

1. マインド お金持ちが日々どのように物事をとらえているか、どのように考えると資産形成で成功を収めることが出来るかについて記述しています。

この章で特に重要だと思った内容は「失敗の仕方」を学ぶという 項目です。

私もそうですが、日本では失敗すると批判されると思い、自ら発言したがらない方が多いと思います。そして、失敗を極度に恐れる。

しかし、著者は「失敗を経験して、上手に失敗する術を学ばなくてはならない。」といっています。失敗の仕方をマスターすれば、それを回避する方法がわかる。そして失敗を回避していれば、成功は自ずとやってくる。と記述しています。

まさにこれが重要だと思います。私も資産運用をしていて、暴落で痛手をおい、手放した銘柄が暴騰し、後悔と反省を繰り返して、成長していると考えています。失敗するのはいいのですが、一発退場になるほどの失敗をしてしまうと、学びを活かす機会まで失ってしまいます。投資に限ったことではないのですが、「失敗の仕方」を学ぶというのはとても重要なことだと強く感じています。

皆さんもぜひ気を付けて失敗しましょう。

 

2. 投資の基本 投資を事項する上で利益を出すためのルールを書いてくれています。何割の資産をどのような投資方法で運用するとよいか。など基本的な内容が記載されています。

 

3. ポートフォリオ ETFの優位性について多く語られています。特に米国株式に関して書かれています。米国株式市場は長期スパンで見ればずっと右肩上がりの市場です。

今後も上がり続けるとは限りませんが、期待されている市場です。その米国株式ETFについて、投資の専門家らしいデータに基づき、具体的な情報が豊富です。

ETFの利点は

・投資信託のようにテーマ内で分散投資をしてくれる。

・ポートフォリオを自動調整してくれる。

・株式、社債、不動産、国債、コモディティと幅広い投資先がある。

・株式のように市場が開いている時間帯ならばすぐに売買できる。

といったものだと考えています。

実際、私は長期運用予定の積立枠は主にETFで運用しているのですが、具体的な優良銘柄の情報が多く記載されており、とても参考になりました。

 

4. 短期投資 ヘッジファンドに関わっていた著者がチャートの基礎知識を解説してくれています。私自身はトレードに手を出す気はないですが、基礎知識としてはとても有用なものだと思います。また折をみて読み返してみます。

 

5. コモディティ 貴金属や原油、暗号資産といったコモディティ資産に関してふれています。昨今は金価格の高騰で話題になっていますが、その金だけでなく銀、プラチナの特性を解説しており、とてもためになります。

 

6. 不動産 リーマンショックで株式市場が底値を付けて、不動産市場が底値を付けるまでに1~2年程度のタイムラグがありました。世界的には、まだ収束しているとは言い切れないのですがコロナショックも株式市場が底値を付けて少したら不動産市場でも買場が訪れるかもしれません。そういった情報を論理的に解説してくれています。

 

7. 経済 ここでは様々な経済指標から世界経済の状況を読み解く方法を解説してくれています。一例をあげると利下げによる株価への影響の解説があります。具体的でわかりやすいです。

他にもCLIやPIMといった経済指標に関しても解説してくれており、こういった知識が備われば市場予測も自身で行えるようになっていくでしょう。

私はこの場で皆さんに解説できるほど理解できていないので、もし理解が深まればまた別の機会に解説出来ればと思います。

それよりも何かのきちんとした書籍で学んだ方が確実だとは思いますが。

 

8. 習慣 英語学習の方法や節約法などを紹介してくれています。その中で米国や欧州の資産に関しても触れており、なかなか目にしない情報なので興味深かったです。

諸外国の生活をインプットして自分の生活を見直すと意外な発見があるかもしれません。私は明日にでもやってみます。

 

以上、この書籍に関して大雑把に記述してみました。

この本からの学びをまとめますと、「失敗の仕方」は大事。米国ETFはお薦め。経済指標は難しいですが必要な知識だと思う。といったところです。

冒頭でも述べたように投資が盛んな国の考え方、投資方法を学ぶことは非常に有意義だと思います。

是非、読んでみて下さい。

 

ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

 

 

 

 

おすすめ書籍紹介 1

ここでは私が購入した書籍を紹介したいと思います。

特に順位付けなどの意図はなく、気になった順に記載していっています。

参考になれば嬉しいです。

 

「本当の自由を手に入れる お金の大学」

著者:両@リベ大学長

 この本では資産形成に必要な能力を5つのカテゴリーに分けてそれぞれ解説してくれています。教科書として高校生に配ればいいのではないかと思うくらい資産形成入門書としてまとまっていると思います。

 

1. 貯める力 

日常生活でかかる固定費(通信費や光熱費、保険等)の見直しについて書かれており、支出を抑える方法とその重要性を学ぶことが出来ます

私も著者のyoutube動画を見て固定費の見直しを行った結果、特に生活は変わっていないのに年間で5万円程度の効果が期待できそうです。これまで何もしていない人ほど得られる効果が大きいのでぜひ取り組んでみましょう。

このほかにも一部税金の話もしてくれています。ふるさと納税や控除に関して触れています。ふるさと納税は多くの方が簡単に取り組める内容ですし、控除に関しても副業を始めようという方に初歩的な内容をまとめてくれています。

この章では生活の知恵のような内容がまとめられています。誰にでも取り組み易く、ためになる内容です。

 

2.稼ぐ力

転職、副業など収入を増やす方法、重要性について書かれています。

転職はなかなかハードルが高いかもしれませんが、副業では、せどりやプログラミング、ウェブデザインなど参入が比較的簡単な副業が紹介されています。

私自身もブログを始めてみたり、SNSを始めたきっかけはこの本のおかげかもしれません。ここ数か月は試行錯誤し取り組んでいますが、まだ金銭的な成果は初期投資分程度しか得られていません(150時間の無賃労働状態)。しかし、自分で収入を生み出す難しさを学べたことや、ブログ内容をまとめるために復習した内容が、本業や資産形成で成果が出だしました。何がどこで役に立つか分からないですね。時間が取れる方は何か始めてみてもいいと思います。実際、私は始めてよかったと思っています。

 

3. 増やす力

株式投資や不動産投資に関して書かれています

インデックスファンドへの投資、仕組みを作ってしまって後はメンテナンスだけするようなシンプルな投資方法に重点を置いて記述してくれています。

様々な書籍にも書かれているシンプルながらも効率の良い運用方法だと思います。のでとても参考になると思います。

不動産投資に関して、私はあまり好みではないためあまり勉強していないのですが、みを守る程度の知識は必要かと思います。

本書では本当に最低限の知識に絞ってまとめてくれています。この内容が頭に入っているだけでも詐欺被害に合う確率は大きく下がると思います。ぜひ読んでみて下さい。

 

4. お金を守る力

貯めたお金を守ることに焦点を当てて書かれています。

何をすればお金が減る、詐欺や災害、インフレによる資産の目減りに触れています。

難しいことは書いていません。

でも書いてある通りです。

 

5. 使う力

良いお金の使い方ということで、人生を豊かに過ごすために、お金の有意義な使い方を記述しています。

お金があって、自由を手に入れてもその自由=幸せとは限らないと書いています。

確かに私が資産形成を進める理由は家族で幸せに暮らすことです。

資産がたまっても、家族も楽しく暮らせなければあんまり意味がないですね。私の場合、資産形成手段が趣味になりつつあるので、家族の生活をないがしろにしないよう気を付けようとおもいました。

実際、平日は仕事だけしていて、休みは遊び歩いていた自由すぎる時期よりも、結婚してからの方がストレスが減って人生が豊かになった気がします。

普段は適度に節約して、共通の趣味である旅行や外食で適度にお金を使って幸せな生活を維持できればいいなと私自身も考えています。

 

まとめとしまして、本書はかわいいキャラクターデザインで図解が多く視覚的に理解しやすく作られています。

本の内容にしても構成にしても、本当に読者のためを思って少しでも分かりやすく、親しみやすく仕上げようとしている印象をうけます。

冒頭でも述べたように資産形成の入門書として非常にお薦めです。

ぜひ読んでみて下さい。

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

 

 

株初心者へ「値動きが気になって仕方ない」とき

今回は『値動きが気になって仕方ない』という時に私がとっている行動をまとめてみました。

ここで書いているのは、四六時中値動きが気になって仕事やプライベートに支障をきたすレベルのことを言っています。

早速ですが私がとったとしては下記のものになります。

1. 投資額が大きすぎないか確認、見直しする

2. 投資銘柄のIRを確認する

3. 投資方針、計画の確認をする

4. 投資方法の見直しをする

以下それぞれに関して記述していきます。

 

1. 投資額が大きすぎないか確認、見直しする

自身のリスク許容度に見合った投資をできているか確認しましょう。人によって株価の変動に対して感じるストレスの度合いが異なるので、自分に合った投資金額というものを探ってみましょう。

私の場合は株式や投信等の金融資産で全資産の25%程度までの保有であれば、多少値動きが大きい時期でも過度なストレスを感じることなく投資活動に励むことが出来るようです。

わが家の場合、共働きですし、余裕を持った預金もあるのでもう少し投資比率を高めてみようとしましたが、30%を超えたあたりでストレスを感じるようになってきました。

少額で投資を始めてみて徐々に上げていけば、いつかは自分に合った資産配分をつかめると思います。

SBIネオモバイルやLine証券であれば数千円単位から投資をすることができます。

あくまで少額で始めることをお勧めします

ちなみに私の場合、アベノミクス途中で投資を始めたので、今思えば強気にそれなりの金額を突っ込んでいました。コロナショックで火傷しました。コロナショックが始まり3日目くらいで損切して、2週間は株式市場から離れるくらいビビりました。いい勉強になりました。

皆さんも気を付けて下さい。

 

2. 投資銘柄のIRを確認する

資産全体としてストレスを感じない配分に出来ていても、株価が大きく動いている銘柄は気になってしまうと思います。

そんなとき私は、時間を見つけて該当銘柄のIR情報やニュースを確認しています。

株式売買の時点での目論見と現時点の株価にズレは無いか確認して、保有の是非を判断しなおしています

最近の話題で言えばスガノミクスで大手3キャリアの株価が急落した時は、これをしました。5Gのこともありますし、これらの企業は好財務、高配当だったので自信をもって保有していました。しかし、年初来安値までつけられては流石に不安にもなります。

自分なりに整理して損切は無し、買い増しも無しと決めてからは、さほど不安を感じなくなりました。もちろん株価のチェックはしますし、損切ラインは決めなおしましたが漠然と不安を感じ、何かの拍子に狼狽売りしてしまうほどの状態ではなくなったと思っています。

個人的にですが、漠然と不安を感じている銘柄の大きな値動きはストレスを感じます

不安の要因を整理してみたら楽になるかもしれません。

ぜひ試してみて下さい。

 

3. 投資方針、計画の確認をする

適切なリスクをとることが出来れば、ストレス少なく投資活動を継続できる方がほとんどだと思います。

その適切なリスクを考える上で必要だと言われているのが、投資方針や投資計画です。

いつまでに、なんのために、資産をいくらにしたいからこの方法で運用する。ということを考えましょう。

具体的な数値があれば自分が何をすればいいか手法は勝手に決まってきます。

そして手法が決まれば大体にはなりますが将来の自分の資産の振れ幅というのも考えることが出来ます。

証券会社やロボアドバイザーで無料で使えるツールでも大体何%の確率で資産がどのくらい増減するか計算してくれるものもあります。あくまで目安でしかありませんが一度計算してみてはいかかでしょう。

1年後に資産を2倍3倍にしたいという人は、現在の資産半減してしまうくらいのリスクを覚悟しての投資になると思います。

30年後に2倍3倍を狙うというのであれば、さほど無理をしなくても狙っていける数値だと思います。

そして、具体的な目標に対して決めた計画、投資方針なら自然と自分に合ったリスクを取れると思います。

 

4. 投資方法の見直しをする

何をしても株価が気になって仕方ない。ストレスを感じてしまうという方はいっそのこと株式投資はやめてみてはどうでしょう。例えばですが、債券などで元本保証を受けての資産運用であったり、かなりの勉強が必要になりますが不動産投資するといった方法もあります。株式投資とは違ったリスクはありますが、株式投資よりも値動きが緩やかな投資方法は多数あります。株価の値動きにはストレスを感じても、不動産管理にはストレスを感じないというのであれば、それがその人には合っているのだと思います。

もしくは、効率のいい運用はあきらめてしまって、本業に全力で取り組み資産を形成するという手段もあります。

何の本で紹介されていたか忘れてしまいましたが、公務員やメーカー勤務で株式や不動産運用することなく、給与収入のみで老後資金まで貯めてしまったので早期退職出来た方々が紹介されていました。

別に投資は必須科目というわけではありません

各々にあった資産形成の手段を用いましょう。

 

まとめ

老後まで含めると長期にわたり資産とは付き合っていくわけですから、長続きするよう、適切なリスクを意識して資産運用をしましょう

4. 投資方法の見直しをするで記述したように投資だけが資産形成の手段というわけではありません。

私は株式投資を皆さんにすすめる立場をとっていますが、先々の自分の資産運用に関して考えることが出来ず、リスク管理できない方には株式投資はおすすめしません。

リスクの高い運用をすれば、資産をいくら持っていても1年もしないうちに枯渇させることもある運用方法であることは認識して、情報を整理して、自分で考えて行動できる人にだけ株式投資をおすすめします。

元手によってリスクは変わりますが、年間50万円の利益を得たいのであれば、初心者のうちは、最低でも本業のすき間時間でアルバイトして、50万円稼ぐのと同じくらいの労力をかける覚悟を持って株式市場に乗り込むことをおすすめします。

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

投資初心者の方へ「よくない買い方」

今回は自分がした失敗をもとに、こういう取引の仕方は良くないよ。という事例をまとめてみます。

投資に関しての書籍で初心者にありがちな失敗事例はもれなく踏襲している気がします。

この記事を読んでいる皆さんが同じ失敗をしないよう祈っています。

 

1. 逆張り投資

株価が下落途中に買いを入れることを言います。チャートなどを見て、何となくここまで下がるだろうと、感覚で買いを入れようとしてしまう方もいるかと思いますが、明確な理由なく下落途中の株に手を出したら、大きな損失を被ることになります。

株価は市場での需給で決まりますが、株価が下落しているということは何らかの理由があって下落しています。企業の統廃合であったり、政権の影響、ウィルスや自然災害など様々な要因が原因で株価は下落します。その下落要因によっては一生、購入時の株価まで回復することはないかもしれません。そのまま減配を繰り返し、含み損、無配株となって、ただ損失を被ることになるかもしれません。

逆張り投資をする際は、投資先の資産価値や業界での立ち位置、株価や業績の回復の見込みを整理して理由を示せるときのみ実行しましょう

私もコロナショック初期で、なんとなくの感覚で逆張り投資をしようとして火傷してしまいました。結果的には株価の急回復で大事には至りませんでしたが、航空業界や観光業界は減配、無配、株価下落で散々でした。その時私が考えていたのは、今後、航空業界はなくなることはないし、大手であれば倒産することはないだろうし、多少の減配くらいだろうと素人考えで予想していました。今のところ日本国内の航空会社は大丈夫そうですが、イタリアでは唯一日伊直通便を飛ばしていた大手航空会社アルタリア航空が国営化されています。JALもかつては民事再生法を適用されていました。これまで、株価が暴落した大企業は他にも多数あります。東京電力、東芝、日産、どこも暴落直前まではまさかこの企業がというような企業ばかりです。

根拠なき逆張りは資産の大幅な減少の要因になります。

気を付けましょう。

 

2. ナンピン買い

根拠なきナンピン買いもおすすめしません。ナンピン買いとは、保有株が値下がりした際、買い足すことを言います。ナンピン買いをすると、株式の平均取得価格が低くなるため、株価が回復した時の利益が大きくなります。

優良株が市場の下落につられて値下がりした場合や、スキャンダルなどで一時的に値下がりした場合は有効だと思います。

また、私は長期優待銘柄で保有している銘柄は大きく下落した際、ナンピン買いをすることがあります。これがどのような結果となるか分かりませんが、株価の下落が落ち着きそうで優待廃止がなさそうな銘柄のみ残せている、と自分では考えています。

何にせよ、株を持ち続けている間は損失にはならない、ナンピン買いを続けていればいつかは上がるかもしれない。という根拠のない希望をもつ。実現損益に損失を残したくないなどの無駄な自尊心でナンピン買いを続けるというのはやめたほうがいいと思います。時には思い切って損切して、もっと魅力的な銘柄を見つけることが出来た時に投資出来るようにしましょう。

 

3. 塩漬け株

株価が下落して、損切することもなく見ないふりをして保有している株のことを言います。

これは私自身は無いですが、私の父がまさにこれをしています。

某企業のスキャンダルで株価が暴落した際に落ち切る前に購入してしまい、今の企業状態では当時の株価まで回復することはないだろうな。もう見ないふりして放置する。といって塩漬け株にしています。

何かの拍子に株価が跳ね上がることもあるのかもしれませんが、JTのように配当利回りが高いわけでもないため、現状ではただ資産を目減りさせている銘柄になっています。

いうまでもなく資産を目減りさせるだけで価値の上昇が見込めない金融資産は持っている意味がありません。預金の方がいいです。万一の保証になる分、保険商品の方がましです。

将来の株価は誰にも予知できないので、何か理由があるなら手放せとはいいませんが、見ないふりをして資産を目減りさせることだけはやめましょう

 

4. 雑誌やニュースを鵜呑みにして売買する

雑誌やニュースの情報を鵜呑みにして、情報を精査せずに購入することもおすすめしません。SNSもです。

どれも気になる銘柄を探すには非常に有効な手段だとは思います。しかし、我々一般人に情報が下りてくる頃には、既に株価に織り込まれており高値掴みになることも少なくありません

長期的に株価が上昇しそうな情報だと判断できれば、迷わず購入でいいと思います。

ただ、他人の出した情報を信じて投資タイミングも考えず投資するのはやめましょう。

 

初心者が失敗しがちな取引で身近な事例があったものを3つ紹介しました。

懲りずに繰り替えしてしまうこともありますが、大分悪い癖が矯正されてきて、あとで後悔する売買が減ってきました。

これからも精進します。

文中に何度か書きましたが、根拠のない上記のような取引はおすすめしません。

自分で考え判断した取引であれば少なからず良い方向へと進めると思います。

私はこれからも経験を積み重ね、新たな気づきがあれば、また記事にしようと思います。

皆さんも頑張ってください。

 

ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

ネットバンクを安全に利用するために

昨今話題になっているドコモ口座の不正利用によるネット犯罪を見て、他人事ではないと思い、いくつか対策を考えてみました。

今回はネットバンクのセキュリティが破られたことが主要因でしたが、キャッシュレス決済の不正利用にも共通の対策が有効かと思い、一緒にまとめています。

 

主な対策としては以下のものが挙がりました。

1. 口座、決済手段ごとに異なるパスワードを設定する

2. 2段階認証を設定する

3. 貯蓄用の口座はネットバンクから切り離してしまう

4. 残高照会・取引履歴をこまめに確認する

5. すぐに取引停止できるよう金融機関の連絡先をまとめておく

6. スマホにはロックをかけておく

これだけやっておけば被害に合う確率はかなり低くなると思います。

また、被害に合っても被害額は抑えられるかと。

それぞれ説明していきます。

 

1. 口座、決済手段ごとに異なるパスワードを設定する

各金融機関、キャッシュレス事業者が散々言っていることではありますが、各サービスで共通のパスワードを使用しない。というのが一番の対策だと思います。

仮に被害に合っても、他の口座のセキュリティを破られる可能性が小さくなります

また、覚えやすいように単調なパスワードにするのもよくないです。1234みたいなパスワードに設定する方が意外といるみたいなので、もし該当された方は気を付けて下さい。

もう一つ付け加えるならばパスワードの覚え書とネットバンクのセキュリティカードを一緒に保管しないというのもおすすめします。ロックをかけることが出来る端末に保存するのもありかもしれません。

ちなみに私は完全に分けることが出来ていません。パスワードは4種類しか用意できておらず、生活用、投資用、決済用、SNS用で分けています。それでも多少のリスク分散にはなっていると思います。

私は設定を面倒くさがって使用していない機能なのですが、nortonのセキュリティソフトを契約したらパスワードマネージャーという、機能がついていました。

利用者はnorton用のパスワードを用意するだけで、あとはセキュリティソフト側で、各サービス毎にパスワードを生成し管理してくれます。

ネットサービスのパスワードをセキュリティ会社に任せるのも違和感があるかもしれませんが、被害に合う確率は空き巣被害に合う確率よりは低いと思いますよ。

蛇足ですが空き巣被害は年間4万件も発生しているようです。戸締りはきちんとしましょう。

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2. 2段階認証を設定する

2段階認証を設定すれば、劇的に被害に合う確率は低くなるとのことです。

2段階認証といっても、さほど手間が増えるわけでもないので、個人的にはおすすめです

いくつか種類があります。

SNS等の2段階認証に多いのが、パスワードが確認されたのち、登録端末にセキュリティーコードが送られてきて、それを入力することでセキュリティーが解除されます。

パスワードと登録端末があっていればセキュリティー解除できる方法です。

次に銀行のネットサービスで多いのがVIP accessなどのアプリを使う方法です。30秒ごとにパスワードが自動生成されるアプリで各々に割り振られたIDとパスワードが一致すればセキュリティー解除できる方法です。本人がやることはパスワードをコピペするだけです。

あとは携帯キャリアで多いのがログインした上で、端末のセキュリティロックを利用しているものがあります。Face IDや指紋認証とパスワードの併用でセキュリティー解除する方法です。

 いずれにしてもIDとパスワード、さらにもう一段のセキュリティがあれば、かなり強固なセキュリティーになります。資産の大半を預けている銀行関係のセキュリティならそれぐらいの厳重さがあった方がいいのではないでしょうか。

 

3. 貯蓄用の口座はネットバンクから切り離してしまう

貯蓄用で普段あまり使うことが無い口座はいっそのこと、ネットバンクであまり使えないようにするのも手だと思います。

わが家の貯蓄用の口座は必要性を感じなかったこともあって、ネット利用の手続きをしていません。強制されるまでは一つくらいネットから切り離された状態にしておくのもいいかもしれません。

 

4. 残高照会・取引履歴をこまめに確認する

 自身の資産状況を整理する意味でも残高照会や取引履歴をこまめに確認することをお勧めします。不正利用の早期発見にもつながりますし、なにより自分の資産状況を把握しておかないとお金をどう使っていいのか判断がつかないと思います。

ネットバンクを利用していて、スマホがあればすぐに確認できます。

またマネーフォワードについて - ナーガの副業で紹介したマネーフォワードであれば自分の資産状況が一目でわかるのでおすすめです。ドコモ口座の一件があった際、このアプリ一つですぐに安全を確認できました。無料プランでも11口座まで登録して一覧で資産状況を見ることが出来るので、一度試してみて下さい。

また、マネーフォワードのホームでは、各口座の取引情報を表示することが出来ます。

給与の振り込みやカードの支払、配当金の受取まで表示してくれます。

複数の口座の取引情報を一つ一つ確認してくのは骨が折れるので、こういったアプリの使用も検討してみてはいかがでしょうか。

 

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5. すぐに取引停止できるよう金融機関の連絡先をまとめておく

万が一被害にあった際、すぐに取引停止できるように利用中の金融機関の連絡先をまとめておきましょう。自分が利用している金融機関は意外と多くて、何かあった時、冷静に対処できる方も少ないかと思います。

リストにでもしておき、万が一に備えておくことをおすすめします。

 

6. スマホにはロックをかけておく

現在では、スマホ一つで本当に色々なことが出来ます。

店で決済をすることも出来ますし、ECサイトで注文することも出来ます。

仕事で利用しているスマホであれば顧客情報の流出。

個人利用の端末でもプライバシーがほぼ網羅されている方も多いと思うので面倒でもロックをかけることをおすすめします。

そして、ネットバンクや証券口座までスマホ一つでアクセスすることが出来ます。

今となっては免許証や保険証などよりもスマホの紛失、盗難の方が被害が大きくなるという方も多いのではないでしょうか。

指紋認証やFace IDで簡単にロック解除できますし、共用で使っているものも複数情報を登録できる場合が多いので是非ロックをかけておきましょう。

 

まとめると、既にあるセキュリティーツールを十分に活用しましょう。ということになりますかね。手軽に取引が出来るため感覚がマヒするかもしれませんが、悪用されれば資産を好きに出来るツールであることを自覚しておきましょう。

スマホも全財産が入った財布くらいの認識でいても大げさでない時代になったと思います。

利用しないのが一番安全なのでしょうが、自宅に居ながら取引、振込をすることが出来て、時間に縛られず利用できます。また、大手銀行などでは露骨にネットバンクの利用を推奨しています。いずれ利用を避けられなく時が来るかもしれませんので、知識としては覚えておいてください。

しかも最近は回数限定で手数料無料のサービスも多いので、単純にメリットが大きいため、なかなかネットバンク離れできません。

また、ネットバンクを利用していなくても、空き巣に入られたら根こそぎ盗まれるわけですし、リスクゼロというのは無理です。

絶対に安全な方法というのが無いのであればできるだけ安全性を高めた上でネットバンクの利便性を享受しようとまとめたのが今回の記事でした。

 

ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。