債券の運用に関して

今回は債券の運用に関して記述したいと思います。

先に本記事の結論を記述しますと、債券の運用は債券型投資信託を利用してはどうでしょう。というものになります。

 

 

債券とは

概要

株式はよく聞くけど債券というものがよく分からないという人もいるかと思います。

債券というのは国や企業、外国の政府機関等などに利息つきでお金を貸し出す金融商品のことをさします。

債券運用のメリット

債券発行時点で金利が決まっているものが多い

償還日という貸したお金が満期になって返済される日が決まっているものが多い

上記のように発行の時点で金利や元本が返済されていて、契約できるものが多いです。規定の期間が過ぎれば、貸し付けた金額が丸々帰ってくるので、

・金利1%

・償還日5年

上記の条件で100万円貸し付けた場合、年1万円の金利がつき、5年経過後100万円が返金されます。

結果金利分の5万円が利益となります

債券運用のデメリット

運用リスクの低いものは金利も本当に低い。

例えば日本の国債は日本が財政破綻しない限り、返済されるリスクが低い商品ですが、最近の日本国債の金利は0.05%です。一般的な銀行の利息よりは利率がいいのですが、100万円貸し付けたとしても年間500円分の利益しか出ません

個人的には今の国債に投資するなら、マネーブリッジ登録済みの楽天銀行に預けることをお薦めします。利息は0.1%になります。

詳しくは楽天経済圏に引き込まれています その2 - ナーガの副業を参照してください。

・株式とは違い、売買に手間がかかる。

個人が投資する債券は償還日まで保有することを前提とした商品がほとんどです。

銀行窓口や専用窓口で売却することは出来るようですが、正直よくわかっていません。分かり次第追記します。

・仕組債と呼ばれるリスクが高い金融商品もある。

債券に関して検索すると、よく名の知れた大企業の名前などで金利5%の債券が発行されています。飛びつきたくなりますが、当然都合のいい商品ではありません。

いくつか条件があり、結構な確率で元本割れするようなものです。

例えば先日SBI証券に上がっていた情報では

 受渡日の該当企業の株価を基準として株価が105%を越したら早期償還となります。元本の100%とその時点までに発生している利息が支払われます。

早期償還後は当然利息は発生しません。

 ノックインと言われる基準があり、株価が終値で基準価格の70%まで下落した場合、元本は保証されません

素人が手を出してもなかなか利益が出そうにない金融商品です。

このように債券というものもなかなか複雑です。

 

債券型投資信託

上記のように債券も素人が運用するにはなかなか複雑な面もあります。

そこでこの記事では債券型投資信託をお薦めします。

概要

債券型の投資信託では、国内外の債券を運用する金融商品です。債券型投資信託は景気が悪い時値上がりする傾向にあります。というのは不景気のときは、比較的安全な資産である債券に資金が流れ込み、債券が値上がりする傾向にあります。それがそのまま債券型投資信託の基準価格に反映されます。

パフォーマンス

投資先によってパフォーマンスはことなりますがeMAXISSlimで見てみると先進国債券に連動する投資信託であれば、コロナショックの底値から6%程度の値上がりです。

国内債券に連動する投資信託の場合、1%以下のパフォーマンスとなっています。

銘柄紹介

・楽天全世界債券インデックスファンド 楽天ファンドが運用している債券型投資信託です。管理費用も0.3%以下になっており、投資しやすい銘柄です。

・eMAXISSlim先進国債券インデックス 三菱UFJ国際投信が運用する債券型投資信託です。管理費用は0.15%程度と費用を抑えています。純資産も2020年1月から2倍程度に増えており、順調な運用をしてくれています。

・AGG 米国のETFでブラックロックが運用しています。ETFなので売買が簡単であり、分配金利回りも3%を超す時期も少なくありません。米国債を中心に運用するので安定していることが多いです。

 

まとめ

最近は世界各国の中央銀行が相次いで利下げを行っているので金利は低い債券が多く発行されていますが、有事の際は株式から債券に資金が流れることもあります。

リスクヘッジとして債券も資産の一部として運用することをお薦めします。

ただ株式に比べてリターンが小さい傾向にあるため、資産を増やしたい時期は債券は少なめでもいいかもしれません。

今回も具体的な商品名を言及しましたが、投資は自己責任でお願いします。

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。