株の短期売買・スイングトレードに関して
今回は株の短期売買に関して記述したいと思います。
私自身、一部の資金で5月頃にスイングトレード(1週間程度の短い期間で売買して利確する)にチャレンジして、上昇局面であった5月で50万円資金が増えて6月に入って35万円資金が減りました。このチャレンジをしてみて、やはり短期的な株の値動きは見通せるものではないと強く実感しました。
スイングトレードにチャレンジしようとしている方は参考にしていただければ幸いです。
1. 上昇局面(5月)での運用
5月頃といえば緊急事態宣言が発令されて1~2週間たち、世の中の様々な需要が蒸発しこの先どうなるのだろうと考えていた時期でした。
私の勤務先も例にもれず休業が多くなっていた時期でもあったので、時間をとってスイングトレードにチャレンジしてみました。
当時、巣篭りやテレワークなどの需要であったり、3月に株価が落ちすぎたと考えられた銘柄が急騰と言ってもいい勢いで伸びていたので飛びつきました。
1) 投資先
主な投資先は、もともと利用していたオイシックスや利用したことのあるHIS、無印良品、JAL、他にはCHATWORKなどです。
銘柄選定は楽天証券のiSPEEDで巣篭り、テレワーク、ITなどのキーワードで検索し、出てきた銘柄の中からよさげな銘柄をピックアップする。その後、四季報で直近2年の財務、売上を確認して、前回の決算資料を流し読みする。素人感覚ではありますが、ここ1年で回復しそうな銘柄はいくつかホールド用に、それ以外をスイングトレード用にしました。
スイングトレード用に選定したのは
・最低単元で10万円~20万円程度で予定資金内で取り回ししやすい銘柄
・短期的に値段が上がりそうだが、ブームが過ぎたら下がりそう、業績の回復は数年後になりそう、といった銘柄
・少しでも知識がある銘柄
を意識して選定しました。
2) 運用方法
運用方法としては、証券会社から出ている、業績予測や予想株価を参考にして、予想株価の8割くらいまで値上がりしたら利確する。というルールを決めて運用しました。
またコロナ時期で決算が先延ばしになっている企業があったので、その決算発表が始まるころには手仕舞いしてしまおうと考えていました。
3) 結果
結果5月でいうと50万円程度の利益が出て、自分は天才ではないけど、それなりに才能があるのではと勘違いし出しました。
2. 調整、下落局面(6月)での運用
事前に5月末くらいには本業もある程度出勤が増えて、時間も取れなくなるし、決算の影響が出れば値崩れするかもしれないと考えていたのですが、上記の勘違いでまだ手を出してしまいました。
1) 投資先
IT関連と製造業の高配当銘柄に目をつけました。考えていたよりも株価の戻りが速いため、高配当銘柄の価格下落も底打ちしているのではと考えました。今仕込めばキャピタルゲインを大きく取れるかもしれない。さほど値上がりしなくても配当目当てなら、投資妙味はある。と考えての選択でした。
2) 運用方法
運用方法としては、証券会社から出ている、業績予測や予想株価を参考にして、予想株価の8割くらいまで値上がりしたら利確する。というルールに従うつもりでしたが、この時期はそこまで値上がりする銘柄を選定できませんでした。
そのため少しでも情報を集めてTwitter等情報の鮮度が高い媒体での判断をできないかと模索し出しました。
3) 結果
米国の雇用統計が発表され数回の短期的な暴落が起きて狼狽売りをして損失を出してしまいました。他にも、減配はしないだろうと高を括って決算前に値下がりしたところを購入し、さらに値下がりして含み損、さらに減配しました。
結果、35万円の損失となりました。
3. まとめ
スイングトレードもしくはデイトレードでは株価の振れ幅が大きすぎて、私には合わない投資法であると判断しました。リスクを許容できていないから狼狽売りもするし、不確定な情報で右往左往することになってしまったと考えています。
投資方針も最近の世の中を見ていて - ナーガの副業で書いているように成長、回復を見込める業界に素直に順張りする方針に戻しています。
この方針にそぐわない銘柄は損切したため上記の損失となりました。
3月の暴落で資産の減少を初めて経験し、気を引き締めた直後の出来事でした。
これまで投資信託のみだったところに個別株を始め、一時的な利益が膨らんだため、気が大きくなってしまいました。
それと、情報の鮮度の違いを実感しました。短期目線で考えた時、一般人に情報が入ってくる頃には値段の変動すでに開始していることがほとんどです。
加えて、業務が立て込んでいるときは1日株価の確認ができない、もしくは株価のことすら忘れるくらい業務に集中しなければならないこともあるのでこのような取引は私には無理だと考えるようになりました。
結局今回お伝えしたいことは、
・自身の許容できるリスクを把握し運用すること
・一般人の情報収取能力、人的リソースでは短期的な取引は難しい
・上昇局面では利益を伸ばすことが出来ても、いつトレンドが変わるか分からない
といったことをお伝えしたくて文章にしました。
ただし短期的な取引には、大きく利益を伸ばせる可能性があることは間違いありません。
リスクに動じない精神力、不要な情報に踊らされない分析力、そして十分な元手がある方は爆益を期待できるかもしれません。
以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。