連続増配株に関して

今回は連続増配株に関して記述します。

先日まとめた高配当株には該当しなくても、長期投資で考えると非常に大きなインカムゲインをもたらしてくれる銘柄になります。

 

 

1. 連続増配株とは

連続増配株はその名の通り、何期も連続で配当金を増配し続けている銘柄を指します。

企業の中には一時的に配当額を上げて高配当株となっている銘柄や株価の下落に伴い高配当に見える企業という銘柄もありますが、連続増配株というのはなかなか誤魔化しが効かないので、非常に優良な企業が多いです。

 

2. 連続増配株の銘柄紹介

連続増配株のうちいくつかを紹介します。

あくまで私個人が気になる企業や気に入っている企業の紹介になりますので、純粋な格付けではありません。

 

1) 花王

30年連続で増配し続けている企業です。入浴剤のバブや台所用洗剤のキュキュット、洗濯用洗剤のアタックなど、よくCMで見かける商品を出している企業です。

個別株投資をしだしてから、なぜか花王の商品が気になり、わが家では洗剤関係は花王で独占されるようになりました。

現在の配当利回りは1.77%となっており、それなりの配当金ですが、近年では株価の伸びもよい銘柄なので長期で保有している方であれば、株式取得額に対するの利回りは7%を超えている方も多いのではないでしょうか。

株価は2013年頃であれば2000円程度、2015年頃であれば4000円程度でした。

仮に2000円の頃に株式を取得されていれば、1株当たり140円の配当金で、配当利回りは7%です。しかも含み益は100株のみの保有でも60万円になります。理想的な企業です。

もちろん短期的には下落している時期もありますし、この規模の会社でさらに成長し続けることは難しいことだとは思いながらも、30年間連続増配というのは夢を感じてしまいます。

 

2) 三菱UFJリース

太陽光発電、不動産、航空機など様々な分野で活躍する企業です大手のリース会社はもれなくコロナショックで大打撃を受けていますが、この三菱UFJリースは増配への意欲はあるとのことで期待されています。事業が多角化しており、全容の把握はなかなか難しいです。5Gなどの新分野への投資も始めており、今後も様々な強みを持てそうな企業です。

ちなみにこの会社は21年連続増配しています。こういった事業の多角化が進んでいる企業は株価が極端に上昇しづらい傾向があると思うのですが、例にもれず500円を中央値にして上下しています。

ただし、連続増配の力は伊達はなく、配当利回り5%近くになっています。こちらは文句なしの高配当銘柄でもありますね。しかし、21年も連続増配できる企業ですので、財務の健全性、事業への投資効率が優れている、優良な高配当銘柄と言えます。

これからどうなるかは分かりませんが、期待できる企業だと思います。

 

3) 小林製薬

こちらも超大手企業です。消臭剤や医薬品で非常に有名です。ナイトミン鼻呼吸テープ、サカムケア、消臭元ユニークな名前の商品が多数あります。配当金は1株あたり75円、配当利回り0.72%です。こちらも2012年の株価は2000円ぐらい、2015年では3000円程度だったので、当時の価格で取得出来ていれば配当利回り3.5%です。

現在の株価は10500円程度なので実に5倍になっています。

こちらもまた魅力的な銘柄です。昨今の健康ブームやウィルス対策で売上の上昇もあり得るかもしれません。

 

4) KDDI

auを展開する企業です。最近はUQモバイルも人気です。18年間連続増配株です。高配当株であり、カタログギフトも貰えるので楽しみが多い優良な銘柄です。今後は、5G関連でも期待している銘柄です。しかし、スガノミクスで値下げの圧力をかけられ直近1週間でコロナショックの頃よりも安値になってしまいました。

財務優良で優秀な企業であり5Gといった今後期待の企業ですが、国策の対象とされてしまっているのでどのような値動きをして、配当もどうなるか分かりません。

少し、様子見したほうがいい銘柄かもしれません。

 

5) JT

高配当株の主格です。約8%の配当利回りを誇る高配当株です。中身はたばこ産業がメインです。冷凍食品なども手掛けており、優待商品ではそういったものもありますが、9割以上がたばこ産業による利益です。M&Aを駆使して海外展開も進めており、利益を積み上げている会社です。また値上がりしましたので、また一段と販売数が減るのではないでしょうか。国際的にも斜陽産業ではあるので、今後、発展途上国でどのように立ち回るかにかかっていると思います。

この会社は利益のほとんどを株主還元に使用しているので、自社の将来への投資が極端に少ないです。

しかし、JTももうおしまいと言われ続けて何年たったか分かりません。

いまだに連続増配を続けることのできる企業であることは確かなので投資判断は難しい気もしますが、高い配当金を受取続けることができそうなので、出口戦略まで考慮していれば、リターンの多い企業であるかもしれません。

 

連続増配株の中にも様々な企業がありますが、優秀な企業ばかりです。

また、業種的にコロナショックに弱く連続増配が止まってしまったが優良な企業も多数あります。

是非色々情報を集めてみて下さい。

なお、今回は個別銘柄に関して言及していますが、購入を推奨しているわけではありません。ご留意ください。

また高配当株に関しては以前の記事にまとめているので宜しければご参照下さい。

高配当株投資に関して - ナーガの副業

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。