資産に関して その2

前回に引き続き資産に関して記述しています。

この記事では以下の項目にふれています。 

 

5. 投資信託

6. 保険

7. 外貨

8. コモディティ資産(金など)

9. 暗号資産

 

5. 投資信託

その名の通り、ファンドに資金を投資して、代わりに資産を運用してもらういます。ファンドの投資先によって大きく投資成績が変わります。

投資商品ごとに目論見書や運用成績書が発行されますので、それを確認して投資先を決めましょう。

宜しければ下の記事にも記載がありますので、ご参照ください。

株式投資に関して(外国株式、ETF、投資信託) - ナーガの副業

 

6. 保険

保険でも資産になるものがあります。個人年金保険や貯蓄型の死亡保険などは資産として残ります。

また生命保険控除の対象となるため多少税金面で有利になることがあります。

ただし、ここ2~3年に発売された保険商品の利回りは1%を切っており、あまりおすすめしません。また税制面で有利になると言っても、生命保険としての控除枠は年12万円程度なので節税効果としても多くて2万円程度です。

20年前に契約した個人年金などは間違って解約しないようにしましょう。

私の職場の先輩の中には総利回り100%に達するような個人年金を保有している方もいます。保険会社がつぶれない限り、元本の倍額支払われる契約でした。今ではあり得ません。

それと最近は外貨建て保険が人気ですが、後述の外貨と同じで為替の影響を受けます。

確かに増えることもあるのですが、元本割れのリスクもあります。

利用する場合はリスクを理解し、うまく運用しましょう。

 

7. 外貨

 外国の通貨です。米ドルやカナダドル、豪ドル、ユーロ、元など様々な通貨があります。よく為替の値動きを報道していますが、円と他通貨の相対価値が上下するのでそれを利用して利益を出すこともあります。FXなどはまさにそれです。

国の通貨の価値が上下するわけで、影響する事象が非常に多いです。正直私には値動きの予測がさっぱりできません。今後は特に短期的な取引では個人投資家が利益を得ることは難しいと思います。

しかし、外貨で資産を持てば万が一日本円が紙切れになったとしても、外貨分の資産は生き残ります。リスク分散の意味でも資産の一部を外貨で保有する方もいらっしゃいます。

外貨は為替の影響を受けるため、元本割れのリスクはあります。

外貨建て保険や外貨預金もノーリスクな資産ではないことを理解して利用しましょう。

リスクがあることは当たり前と思うかもしれませんが、上記の商品のクレームでは元本割れしたことに対してのクレームが少なからずくるそうです。

 

8. コモディティ資産(金など)

などの貴金属原油や穀物など先物取引されている資産のことを言います。ここでは金に絞って記述します原油などのことはよく分かりません。

金は希少性が高く金そのものに価値があります。歴史では金本位制という言葉が出てきたかと思いますが、金を基準として貨幣を管理していた時代があるほどです。

金その性質からインフレに強く、有事の金といわれるような資産です。

今は世界中でお金を刷りまくっており、情勢も不安定なため、金価格は史上最高額に達したほどです。

ただ、チャートを見てみればわかりますが、金の値動きは大きく安全資産というわけではありません

また株式などどは違い、複利の恩恵を受けることもできません。単純に値動きのみで資産価値が決まります。

個人的には資産家が資産の数%程度をリスク分散として保有するような資産と考えています。

 

9. 暗号資産

ビットコインやイーサリアム、リップルなどの仮想通貨のことを指します。

一時期バブルと言われ話題になったのでご存じの方も多いかと思います。

仮想通貨は多くの国で認知された資産の一つになっているので、しっかりした投資対象の一つだと考えています。ほとんどの暗号資産にはブロックチェーンと言われる技術が利用されており、改ざんが難しいため、仮想通貨として成り立っているようです。

たまに仮想通貨絡みのサイバー犯罪が話題になりますが、仮想通貨の改ざん等ではなく、その取引所や出口となる口座を狙われているようです。情報のやり取りなのでセキュリティの強化は急務だと思います、少しでもセキュリティの高い会社を通じて取引することがおすすめです。

値動きが激しい資産で、ビットコインを例に挙げるとコロナショックで1ビットコイン50万円程度まで下がったかと思えば8月には120万円になっていました。

こちらもあくまで資産の一部で投資することをおすすめします。

余談ですが10年近く前、学生時代にビットコインが世間で認知されだした頃は数千円から数万円程度でした。親からもビットコインとか買ってみたら、と言われても暗号資産って何、と鼻で笑っていました。今や100万超えです。少し夢がありますよね。ロマンを感じて少しだけリップルという暗号資産を購入してしまいました。

 

資産には様々な種類のものがあります。自身の環境によって、どの資産が運用しやすいのかは変わってきます。

例えば代々土地を持っていて、それを有効活用すれば少なくとも土地代分は他の人よりも有利です。

建築業界とつながりが強いのであれば不動産管理費を抑えることが出来て収益をプラス

に持っていきやすくなるかもしれません。もともと資本が多い方であれば債券で比較的安全に運用しても十分なリターンを得ることができます。

自分の資産状況や環境に合わせて自分で考えて、最適な資産の保有し方を探りましょう。

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。