連続増配株に関して
今回は連続増配株に関して記述します。
先日まとめた高配当株には該当しなくても、長期投資で考えると非常に大きなインカムゲインをもたらしてくれる銘柄になります。
1. 連続増配株とは
連続増配株はその名の通り、何期も連続で配当金を増配し続けている銘柄を指します。
企業の中には一時的に配当額を上げて高配当株となっている銘柄や株価の下落に伴い高配当に見える企業という銘柄もありますが、連続増配株というのはなかなか誤魔化しが効かないので、非常に優良な企業が多いです。
2. 連続増配株の銘柄紹介
連続増配株のうちいくつかを紹介します。
あくまで私個人が気になる企業や気に入っている企業の紹介になりますので、純粋な格付けではありません。
1) 花王
30年連続で増配し続けている企業です。入浴剤のバブや台所用洗剤のキュキュット、洗濯用洗剤のアタックなど、よくCMで見かける商品を出している企業です。
個別株投資をしだしてから、なぜか花王の商品が気になり、わが家では洗剤関係は花王で独占されるようになりました。
現在の配当利回りは1.77%となっており、それなりの配当金ですが、近年では株価の伸びもよい銘柄なので長期で保有している方であれば、株式取得額に対するの利回りは7%を超えている方も多いのではないでしょうか。
株価は2013年頃であれば2000円程度、2015年頃であれば4000円程度でした。
仮に2000円の頃に株式を取得されていれば、1株当たり140円の配当金で、配当利回りは7%です。しかも含み益は100株のみの保有でも60万円になります。理想的な企業です。
もちろん短期的には下落している時期もありますし、この規模の会社でさらに成長し続けることは難しいことだとは思いながらも、30年間連続増配というのは夢を感じてしまいます。
2) 三菱UFJリース
太陽光発電、不動産、航空機など様々な分野で活躍する企業です大手のリース会社はもれなくコロナショックで大打撃を受けていますが、この三菱UFJリースは増配への意欲はあるとのことで期待されています。事業が多角化しており、全容の把握はなかなか難しいです。5Gなどの新分野への投資も始めており、今後も様々な強みを持てそうな企業です。
ちなみにこの会社は21年連続増配しています。こういった事業の多角化が進んでいる企業は株価が極端に上昇しづらい傾向があると思うのですが、例にもれず500円を中央値にして上下しています。
ただし、連続増配の力は伊達はなく、配当利回り5%近くになっています。こちらは文句なしの高配当銘柄でもありますね。しかし、21年も連続増配できる企業ですので、財務の健全性、事業への投資効率が優れている、優良な高配当銘柄と言えます。
これからどうなるかは分かりませんが、期待できる企業だと思います。
3) 小林製薬
こちらも超大手企業です。消臭剤や医薬品で非常に有名です。ナイトミン鼻呼吸テープ、サカムケア、消臭元ユニークな名前の商品が多数あります。配当金は1株あたり75円、配当利回り0.72%です。こちらも2012年の株価は2000円ぐらい、2015年では3000円程度だったので、当時の価格で取得出来ていれば配当利回り3.5%です。
現在の株価は10500円程度なので実に5倍になっています。
こちらもまた魅力的な銘柄です。昨今の健康ブームやウィルス対策で売上の上昇もあり得るかもしれません。
4) KDDI
auを展開する企業です。最近はUQモバイルも人気です。18年間連続増配株です。高配当株であり、カタログギフトも貰えるので楽しみが多い優良な銘柄です。今後は、5G関連でも期待している銘柄です。しかし、スガノミクスで値下げの圧力をかけられ直近1週間でコロナショックの頃よりも安値になってしまいました。
財務優良で優秀な企業であり5Gといった今後期待の企業ですが、国策の対象とされてしまっているのでどのような値動きをして、配当もどうなるか分かりません。
少し、様子見したほうがいい銘柄かもしれません。
5) JT
高配当株の主格です。約8%の配当利回りを誇る高配当株です。中身はたばこ産業がメインです。冷凍食品なども手掛けており、優待商品ではそういったものもありますが、9割以上がたばこ産業による利益です。M&Aを駆使して海外展開も進めており、利益を積み上げている会社です。また値上がりしましたので、また一段と販売数が減るのではないでしょうか。国際的にも斜陽産業ではあるので、今後、発展途上国でどのように立ち回るかにかかっていると思います。
この会社は利益のほとんどを株主還元に使用しているので、自社の将来への投資が極端に少ないです。
しかし、JTももうおしまいと言われ続けて何年たったか分かりません。
いまだに連続増配を続けることのできる企業であることは確かなので投資判断は難しい気もしますが、高い配当金を受取続けることができそうなので、出口戦略まで考慮していれば、リターンの多い企業であるかもしれません。
連続増配株の中にも様々な企業がありますが、優秀な企業ばかりです。
また、業種的にコロナショックに弱く連続増配が止まってしまったが優良な企業も多数あります。
是非色々情報を集めてみて下さい。
なお、今回は個別銘柄に関して言及していますが、購入を推奨しているわけではありません。ご留意ください。
また高配当株に関しては以前の記事にまとめているので宜しければご参照下さい。
以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
外貨建て金融商品に関して
今回は金融商品の中でも、外貨建てのものに関して記述したいと思います。
特に保険や預金はいかにも元本保証付きなのに高い利息がつきます。というような勧め方をする方がいるので、どのようなリスクがあるか把握しておきましょう。
外貨建ての金融商品には下記のようなものがあります。
・外国株式
・外国債券
・外貨建て預金
・外貨建て貯蓄型保険
上の二つに関しては資産に関して その1 - ナーガの副業にいくらかまとめていますので宜しければ参照下さい。
ここでは外貨建て預金と貯蓄型保険に関して記述していきます。
1. 外貨建て預金
文字通り外貨、他の国の通貨で預金を積み上げていきます。例えば米ドルだったり、豪ドルであったり南アフリカランド等もあります。
両親が定年を迎えた時も預金するだけで高い利率を得ることが出来る預金ですよ。と営業を掛けられていたようです。
預金ということで油断する方が多いようですが、外国の通貨で資産を保有するわけですから、為替の影響を大きく受けます。そして外貨から日本円に交換する際、手数料を取られます。普通に為替取引と同じですね。
為替というのは日本円と外国の通貨の交換価格のことで、1ドル105円とか1ユーロ120円とかニュースで言っているやつです。
1ドル100円の時に100万円預金して1ドル105円のときに引き出せば105万円となるので5万円利益が出ます。さらに外貨預金の場合、利息が高くなっており100万円預ければ1000円位の利息は付くかもしれません。
また金融機関によって利率が異なり、外貨によっても利率が異なります。
当然リスクの高い商品ほど利率が高くなります。楽天銀行で取り扱っている南アフリカランドの場合は年利5%だったりします。
そして最近は7日もの定期預金というものもあります。南アフリカランドの場合、なんと利率が40%です。
ちなみに1週間の南アフリカランドの値動きを見ると最大の振れ幅で6%程度でした。個別株並みの値動きです。普通に為替取引です。ここ最近は財政破綻するような国、ハイパーインフレが発生した国も見かけます。リスクが高いことは認識してください。
これは極端な例かもしれませんが、他国の通貨で資産を保有していれば多かれ少なかれ日本円との価格差で総資産額が変動します。
日本円のインフレに備えて一部の資産を米ドルなどで保有する行為はリスク分散できる行為だと思います。
しかし、安定した資産ではないことは自覚し、余裕資金で運用しましょう。
2. 外貨建て保険
こちらもその名の通り、外貨で積み立てる保険になります。当然、為替の影響を受けます。保険料支払い時に円高で、保険金受取時に円安であればお得に受け取ることが出来ます。
元本割れも起こりうるリスクのある商品です。
保険ということで受取のタイミングが任意で選びづらいことも運用する上でのリスクだと考えています。
死亡保険などは受け取るタイミングを選ぶことは出来ませんね。
解約して受け取ることもできますが、それなら外貨預金でもいいかと思います。
個人的な好みで言えば外国株式でもいいかと思います。
ひと昔前の個人年金のように利率さえよければ、投資対象としていいと思います。
ここ最近の外貨建ての保険商品の利点は、節税と為替で利益が出る可能性がある。
といったものになっているかと思いますので、特にこだわりがなければ、外貨建て保険をあえて選ぶ理由もないかと考えています。
3. まとめ
外貨建て金融商品は総じて為替の影響を受けます。元本保証の商品ではありません。
それを理解して運用する分にはいいと思います。
それと、同じようなリスクをとるなら、少しでも自分でコントロールできる金融商品で運用することをお勧めします。
以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
面倒くさがりの資産形成
お世話になっている先輩がこれまで浪費優先の生活をしていたのですが、この自粛期間で思うところがあったとのことで、色々生活の改善を模索しだしました。
その改善について本気で考えてみました。
その一部は他の方々の参考になるのではと思いまとめてみました。
宜しければご一読下さい。
結果としては様々な本に書かれて、様々な人が発信している基本的あn内容になりました。
内容としては、
1. 収入の一部を強制的に貯金できる仕組みをつくる。
2. マッチングDC(企業型確定拠出年金)で長期投資をする。
3. 固定費の見直し(住居、通信費、光熱費)をする。
4. ポイント運用を始める。
前提条件
・30代男性
・会社員
・パチスロ大好き
・飲み屋大好き
・サブカル大好き
・独身、一人暮らし
・かなりの面倒くさがり
生活の改善を試みているが投資先を考えるのは嫌、契約見直しぐらいはやってもいいと考えている状態でした。
1. 強制的に貯金できる仕組み
銀行口座はいくつか持っていたので口座を使用目的ごとに分けることをお勧めしました。具体的には以下のように提案しました。
・生活費、浪費用の口座
・貯蓄用の口座
シンプルに二つです。
本人は結婚願望もあるので、今後を考えてとにかくまとまったお金を貯蓄しておくことを勧めました。
とにかく給与振込先を2つに分けて、2~3万円でいいので貯蓄用の口座にお金を入金する。そして貯蓄用の口座は自制心が持つ限り手を付けないという方法で貯蓄するよう勧めました。
今はコロナショックの影響で手取りが減っているので無理のない範囲で。
これは家計を改善したい方、万人にお勧めできる内容です。
2. マッチングDC(企業型確定拠出年金)で長期投資
勤務先ではマッチングDCへの加入が強制されているので、その制度を有効活用することを勧めました。
勤務先では天引きで掛け金の上限も高くないので、フルで掛けても自己負担額は先輩の残業ゼロ状態の手取り額でも5%以下でした。上限一杯まで掛け金を上げることも併せて勧めています。
今回話題にしている先輩は、「投資って減るリスクはあるけど、いきなりゼロになったり、借金するほどやばいものではないんでしょう。」という考え方の人だったので、
・全世界株式インデックス投資
・先進国債券ファンド
・定期預金(固定金利)
に分散することをお勧めしました。
確定拠出年金なので、勝手に長期投資にもなるので興味が出なければ設定して放置しておくのも場合によっては有効に作用する手です。
そして当然目減りする可能性もあることは説明した上で、あとはご自由にどうぞとお伝えしています。
もし、読者の方で利用される方がいるのであれば、確定拠出年金なので現行制度では、60歳までは引き出すこともできないので余裕資金でやりましょう。
詳細は下記事をご確認下さい。
読んで下さっている方の中で、60歳まで資金拘束されるのは嫌だ。また自分で金融商品を選ぶのもめんどくさい。という方はロボアドバイザーを利用してみるのも手だと思います。
3. 固定費の見直し
携帯会社は変更したくないとのことだったので、スマホ料金プランの見直しのみ勧めました。それだけで数千円安くなったそうです。docomoで旧プランを使っている方は注意して頂きたいのですが、旧プランはスマホ本体の分割払い分を支払い料金から割引することでお得感を出していました。本体の支払が終わっている方は特に料金プランを見直すだけで数千円は節約できます。
docomoショップで30分受け答えする、もしくはwebで10分くらいポチポチするだけで年間1万円以上の節約になります。多少めんどくさくても適正な料金プランへの見直しを強く勧めます。
また、docomoユーザーでドコモ光も契約していたのでd-goldカードへの加入を勧めました。
d-goldカードに契約しておけばdocomoのスマホ基本料金とドコモ光の料金に対してポイントが10倍になります。
年会費は1万円かかりますが、家族で利用されている方やドコモ光で契約されている方は、月々の支払だけで年会費以上のポイントを獲得できます。
詳細は下の記事をご確認下さい。
今回は家賃はさほど高くなかったですし、電気料金も単身者なので現在の電力会社の方が安く済みそうだったので、特に言及しませんでした。
読んでいる方も引っ越しはなかなか難しいかもしれませんが、電力会社の変更は検討することをおすすめします。
4. ポイント運用
今回は既にクレジットカー利用し出していたのですが、ポイントを使い切った段階で、
・楽天カード
・d-goldカード
どちらかにすることを勧めました。
d-goldカードに関しては前述の通りdocomoユーザーなのでお勧めしました。また、最近はd払いも使用可能な店舗が続々増えており、還元率も高いためお勧めです。
楽天カードは通販を頻繁に利用される方なら特にお勧めです。
今回はあまり魅力を感じなかったようなのであまり勧めなかったのですが、ふるさと納税を行う際は楽天を通してすれば、節約効果は絶大です。
楽天に関しては下記を参照下さい。
今回は面倒くさがり向けで、できるだけ手間がかからないものを選んで勧めました。
そしてそれをもとに記述したので、手続きさえすれば大きな効果を得られるものが多いです。
是非活用してみて下さい。
以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
複利に関して
今回は複利に関してまとめたいと思います。
ときどき複利という言葉を耳にすると思いますが、資産形成を考える上では非常に重要なものなので、覚えていってください。
1. 複利とは
複利とは、元本と利息の合計に対して次の利息が計算される仕組みのことを言います。
一例をあげますと、
・元手となる元本が100万円
・年利3%の投資を行う
・投資期間は20年
この場合、元本の100万円が20年後に約175万円になります。
100万円投資して翌年には103万円、2年後には106万円、3年後には109万円といった具合に資産が増える仕組みです。
2. 投資での複利
投資の場合で複利がどのように活きるか例示したいと思います。
長期投資を前提に比較的リスクが低い投資対象で運用することとして年利3%としています。
1) 1000万円を投資した場合
・元本1000万円
・年利3%
・投資期間は20年
この場合、元本の1000万円が20年後に約1753万円になります。仮に余剰資金が1000万円あって、20年間スキマ時間などで地道に運用できれば753万円の利益を得る可能性があります。
2) 月2万円ずつ積立投資した場合
・元手は0円、月2万円ずつ投資に回す。
・年利3%
・投資期間は20年
この場合、投資金額は480万円で20年後には約603万円になります。
123万円の利益を得ることができます。
3. 負債での複利
自分が利益を得る側であれば非常にありがたい仕組みである複利ですが、借金や分割払いの際にも発生してきます。もちろん必要な借入はたくさん存在しますが、借入に対して複利がどのように作用するかだけでも理解して利用しましょう。
1) 住宅ローンの場合
・2500万円の住宅を取得
・月10万円の返済
・利息は年率1%
この場合、借入金2500万円に対して約2800万円の返済となります。
利息が年利2%になったら約3200万円の返済となります。
借入期間が長くなってしまうため、かなりの金額効果です。
今は低金利が続いていますのでこの程度ですが、もし金利が上がる日が来たらと考えて、どこかのタイミングで一括返済できるように蓄えておくことをお勧めします。
少し脱線してますが、私は現在の資産と今後15年くらいの給与収入のみで完済の見込みが立つ金額まででローンを組んでマイホームを取得します。それ以上になると、少し怖いです。営業の方はお客様の年収なら他の人はもっと高額なローン組みますよと言いますが怖いです。終身雇用も保証されない世の中でこれ以上の借り入れは怖いです。でも、これだけお金のことを書いててもマイホーム派です。
2) 車の場合
・300万円の新車を購入
・支払いは月4万円
・利息は2%
借入金額300万円に対して支払総額323万円になります。
もしコツコツ積み立てておき、一括で買うなら好きなオプションを一つ二つ付けれます。現代社会でローンを完済出来る人は、その気になれば貯めることが出来る人です。後で支払うか先に支払うかだけです。不動産のように年収の数倍の買い物をするときは難しいですが、新車購入であれば購入時期をずらすとかで一括で支払ってみてはどうでしょう。
3) リボルビング払い・分割払い
最近はキャッシュレスが普及してきて、このような支払い方法をとる方もいらっしゃると思います。どうなるか見てみましょう。
・買い物総額20万円
・月3万円のリボ払い
・今回の場合、5%程度の利率(某大手カード会社で手数料と記載)
借入金20万円にたいして、返済期間7か月で約21万円の返済になります。
ちょっと馬鹿らしいです。
本当に余裕のない方が、車検等でまとまったお金が必要になって一時的に利用するのであれば、サラ金で借りるよりはいいと思いますが、あまりおすすめしないです。
4. まとめ
複利という仕組みは、資産を増やすにしても、減らすにしても、大きく影響する仕組みです。適切な買い物の仕方をして、適切な投資対象さえ選ぶことが出来れば、通算成績で年利3%というのは十分実現可能な数字です。以前の記事で紹介したあまり手がかからない投資方法でも十分実現可能です。
宜しければご一読下さい。
また少額での投資を馬鹿にする方もいますが、月2万円積立てるだけでも、20年続ければ1年間パートに出なくてもいいくらいの金額になります。私も学生時代アルバイトをしていましたが、時給制で100万円を超える収入というと、かなり大変です。
・時給900円
・1日6時間のシフト
・週3~4日出勤
投資やお金、生活に関する勉強が嫌な人に強制できるほど立派な人間ではありませんが、上記の時間を考えたら投資という行為は大部分の人にとって取り組む価値があると考えています。(あくまで資産を増やすという観点での話です。すぐに生活費などが必要な時期は私自身もアルバイトもしていましたので誤解なきようお願いします。)
自分で仕事をしてこれ以上の価値を出し続けることが出来る人はそれもありだと思います。私自身も色々模索して取り組んでいる段階です。
ぜひ一度考えてみて下さい。
以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
収入保障保険に関して
以前、有料のライフプランニングを無料で受けさせて頂ける機会があり、その際にとても参考になったのでいくつかまとめたいと考えていました。
その中で死亡保険の中でも収入保障保険は色々な人におすすめ出来そうと考えているので今回は収入保障型保険に関して記述します。
1. 死亡保険に入る意義
収入保障型保険は死亡保険の一種です。まず死亡保険について解説します。本人の死亡、もしくは高度障害状態になった時に保険金が支払われる保険です。なので、この保険は残された家族が不自由なく生活できるようにするための保険です。保険に関して - ナーガの副業にも記述していますが保険はあくまでも万が一に備えるものです。
必要な時期に必要な分だけ補うようにしましょう。
2. 死亡保険が必要な人は
一般的なサラリーマンであれば、以下の金額が支払われる可能性が高いです。
・遺族年金(非課税) 約14万円程度
・企業遺族年金 約10万円程度(企業や職種により異なります。)
そのうえで残された家族が不自由なく生活できるのであれば追加の保険は不要ですが、一般的なサラリーマンであれば必要だと思います。
シングルで子供2人なら教育費(4000万円)+生活費(各々)+自身の老後資金(2000万円以上)を稼ぐ自信がある方であれば保険は不要だと思います。
保険はあくまでも万が一に備えるものです。
資産が不足しがちな若いうちだけ死亡保険をかけて、十分な資産が形成できた段階で解約してしまえばいいのです。
(ちなみに私は金融資産5000万円もあれば保険は無くてもいいかと考えています。利回り3%で運用しても税引後の手取り額が月10万円になるので。私には一生用意できる気がしませんが。)
特に小さいお子様のいるご家庭は特にキチンと生活費のシミュレーションをされることをおすすめします。年収に自信があっても、シングルで小さい子供がいて、今と同じ仕事量がこなせるかどうか考えてみて下さい。私の場合であれば、定時で帰りやすい部署、業務に配置変えしてもらったら、年収にして150万円は下がる見込みです。
子供1人大学院まで育て上げようとしたら、公立、国立のみに進学しても2000万円程度かかります。
多少の蓄えはあっても一般的なサラリーマンだと、なかなか難しい金額だと思います。
3. 収入保障型保険
今回おすすめする収入保障型保険について解説します。これは月々の支払保険料は生涯一定で、受取開始時期が早いほど(若くして亡くなる)、受取総額が多額になる保険です。具体的に言うと月々2500円の保険料を支払っていき、亡くなった時点から60歳まで(亡くなった方の年齢)毎月10万円ずつ支払われる。といった内容です。
このタイプの保険なら資産が不足がちな若い時には保険金が多く支払われます。そして、資産の形成が進んでいるであろう中年期には多少の保険金が支払われます。子供が自立するであろう60歳まで生きていれば、満期となり保険金は支払われることなく保険が終了となります。
つまり、自動的に保険金が調整されるので保険の見直しをすることなく、必要な金額の保険を掛けることが可能です。
もちろん、契約条件は様々なものがありますので、各々選ぶことが出来ます。
一時金ですべて受け取る方法もありますし、65歳まで保険期間を延ばすこともできます。保険金額も増やすこともできます。
保険は保険と割り切って、資産運用は別でやれている方には特におすすめします。
共働き世帯でペアローンを組んだ世帯はローン残高分くらいは増やしてもいいと個人的には思います。
それと、特定疾患保険料免除特則はつけてもいいのではと思います。これをつけてがん保険は入らないなども検討してみてはどうでしょうか。
保険を毛嫌いする方もいますが、家庭をもったタイミングで検討してもいいと思います。私は結婚するまで保険嫌いで、医療保険に最低金額だけ入っていましたがそれだけでした。自分で守ってあげることが出来ない期間も家族は残るかもしれません。ぜひ一度考えてみて下さい。
最近は便利なツールを出して下さっている方々もいるので、試しに必要な資産を計算してみてはいかがでしょう。個人的には有料のライフプランニングを受けてみるのもありだと思っています。キチンとしたところを選べば変な保険の営業も受けなくて済みますのでおすすめです。
数値化したら必要な金額分だけ保険に入ればいいので、保険の営業担当の方との話も速いです。そして、いい担当者であれば、こちらの要望が具体的なら想定以上の提案をしてくれる事もあります。
以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
株の短期売買・スイングトレードに関して
今回は株の短期売買に関して記述したいと思います。
私自身、一部の資金で5月頃にスイングトレード(1週間程度の短い期間で売買して利確する)にチャレンジして、上昇局面であった5月で50万円資金が増えて6月に入って35万円資金が減りました。このチャレンジをしてみて、やはり短期的な株の値動きは見通せるものではないと強く実感しました。
スイングトレードにチャレンジしようとしている方は参考にしていただければ幸いです。
1. 上昇局面(5月)での運用
5月頃といえば緊急事態宣言が発令されて1~2週間たち、世の中の様々な需要が蒸発しこの先どうなるのだろうと考えていた時期でした。
私の勤務先も例にもれず休業が多くなっていた時期でもあったので、時間をとってスイングトレードにチャレンジしてみました。
当時、巣篭りやテレワークなどの需要であったり、3月に株価が落ちすぎたと考えられた銘柄が急騰と言ってもいい勢いで伸びていたので飛びつきました。
1) 投資先
主な投資先は、もともと利用していたオイシックスや利用したことのあるHIS、無印良品、JAL、他にはCHATWORKなどです。
銘柄選定は楽天証券のiSPEEDで巣篭り、テレワーク、ITなどのキーワードで検索し、出てきた銘柄の中からよさげな銘柄をピックアップする。その後、四季報で直近2年の財務、売上を確認して、前回の決算資料を流し読みする。素人感覚ではありますが、ここ1年で回復しそうな銘柄はいくつかホールド用に、それ以外をスイングトレード用にしました。
スイングトレード用に選定したのは
・最低単元で10万円~20万円程度で予定資金内で取り回ししやすい銘柄
・短期的に値段が上がりそうだが、ブームが過ぎたら下がりそう、業績の回復は数年後になりそう、といった銘柄
・少しでも知識がある銘柄
を意識して選定しました。
2) 運用方法
運用方法としては、証券会社から出ている、業績予測や予想株価を参考にして、予想株価の8割くらいまで値上がりしたら利確する。というルールを決めて運用しました。
またコロナ時期で決算が先延ばしになっている企業があったので、その決算発表が始まるころには手仕舞いしてしまおうと考えていました。
3) 結果
結果5月でいうと50万円程度の利益が出て、自分は天才ではないけど、それなりに才能があるのではと勘違いし出しました。
2. 調整、下落局面(6月)での運用
事前に5月末くらいには本業もある程度出勤が増えて、時間も取れなくなるし、決算の影響が出れば値崩れするかもしれないと考えていたのですが、上記の勘違いでまだ手を出してしまいました。
1) 投資先
IT関連と製造業の高配当銘柄に目をつけました。考えていたよりも株価の戻りが速いため、高配当銘柄の価格下落も底打ちしているのではと考えました。今仕込めばキャピタルゲインを大きく取れるかもしれない。さほど値上がりしなくても配当目当てなら、投資妙味はある。と考えての選択でした。
2) 運用方法
運用方法としては、証券会社から出ている、業績予測や予想株価を参考にして、予想株価の8割くらいまで値上がりしたら利確する。というルールに従うつもりでしたが、この時期はそこまで値上がりする銘柄を選定できませんでした。
そのため少しでも情報を集めてTwitter等情報の鮮度が高い媒体での判断をできないかと模索し出しました。
3) 結果
米国の雇用統計が発表され数回の短期的な暴落が起きて狼狽売りをして損失を出してしまいました。他にも、減配はしないだろうと高を括って決算前に値下がりしたところを購入し、さらに値下がりして含み損、さらに減配しました。
結果、35万円の損失となりました。
3. まとめ
スイングトレードもしくはデイトレードでは株価の振れ幅が大きすぎて、私には合わない投資法であると判断しました。リスクを許容できていないから狼狽売りもするし、不確定な情報で右往左往することになってしまったと考えています。
投資方針も最近の世の中を見ていて - ナーガの副業で書いているように成長、回復を見込める業界に素直に順張りする方針に戻しています。
この方針にそぐわない銘柄は損切したため上記の損失となりました。
3月の暴落で資産の減少を初めて経験し、気を引き締めた直後の出来事でした。
これまで投資信託のみだったところに個別株を始め、一時的な利益が膨らんだため、気が大きくなってしまいました。
それと、情報の鮮度の違いを実感しました。短期目線で考えた時、一般人に情報が入ってくる頃には値段の変動すでに開始していることがほとんどです。
加えて、業務が立て込んでいるときは1日株価の確認ができない、もしくは株価のことすら忘れるくらい業務に集中しなければならないこともあるのでこのような取引は私には無理だと考えるようになりました。
結局今回お伝えしたいことは、
・自身の許容できるリスクを把握し運用すること
・一般人の情報収取能力、人的リソースでは短期的な取引は難しい
・上昇局面では利益を伸ばすことが出来ても、いつトレンドが変わるか分からない
といったことをお伝えしたくて文章にしました。
ただし短期的な取引には、大きく利益を伸ばせる可能性があることは間違いありません。
リスクに動じない精神力、不要な情報に踊らされない分析力、そして十分な元手がある方は爆益を期待できるかもしれません。
以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
暗号資産に関して
今回は暗号資産に関して記述したいと思います。
暗号資産と言えば、まず名前が挙がるのはビットコインです。
ビットコインが暴騰し、財産築いた方も少しいます。
その後の暴落で資産を大きく減らした方もいます。
少し夢があると感じ、私も数万円という少額ですが、購入してしまいました。
その際、調べたことをまとめます。
1. 暗号資産とは
暗号資産はビットコインをはじめとする国家による保証がされていない資産になります。その暗号資産自体が価値を持ち、国家のコントロール下に置かれていないものになります。資金決済法により暗号資産はきちんと定義されており、変なものではないので安心して取引できるものです。
暗号資産は大部分がブロックチェーンと呼ばれる技術を応用して運用されており、データの改ざんが困難であるため、ネットワーク上で資産価値が保証され、取引に用いられています。
ちなみにブロックチェーンとはごく簡単に言えば、やり取りを記録しネットワーク上の皆でその記録を管理するような技術を指します。例としては、新しい記録ができるたびに全員が記録用紙を受け取り、保管する。誰かが改ざんしても他の記録用紙と矛盾するため、データが改ざんされたことが確認できる。というような技術です。
上記のように暗号資産は国家によるコントロールを受けないため、金のような資産と同じように暗号資産自体が価値を持ち、その価値を基準として取引をします。
そして、値動きが激しいです。ビットコインを例に挙げるとコロナショックで1ビットコイン50万円程度まで下がったかと思えば8月には120万円になっていました。
暗号資産絡みのサイバー犯罪が話題になりますが、仮想通貨の改ざん等ではなく、その取引所や出口となる口座を狙われているようです。情報のやり取りなのでセキュリティの強化は急務だと思います、ドコモ口座でも最近話題になっていますが、少しでもネットセキュリティの高い会社を通じて取引することがおすすめします。
2. 暗号資産の種類
1) ビットコイン 世界で始めてつくられた仮想通貨であり、ご存じの方も多いかと思います。流通量は一番多く、時価総額も最も高い暗号資産です。現在は1ビットコインで1,100,000円程度となっています。2015年安値と比較すると実に500倍です。決済手段としても実用化されています。
世界情勢が不安定で、最近は金価格が最高額に達しています。
金のように暗号資産を用いて資産を保有する資産家が増えれば、最初に恩恵を受けることが出来る暗号資産かもしれません。
2) イーサリアム 時価総額2位の暗号資産です。スマートコントラクトという、自動で契約条件の締結や履行がプログラムによって実行される仕組みを実装したことが、一番の特徴です。私は取引がスムーズに行われる仕組みと単純に考えています。
Toyotaや三菱東京UFJなども仕様策定に参加しており、これからも期待されている暗号資産の一つです。
3) リップル 時価総額3位の暗号資産です。世界各国の主要金融機関と提携済みで、国際送金システムとして実用化予定とのこと。世界各国の有名銀行が提携しており、日本では三菱UFJやみずほ、ゆうちょ銀行が提携しています。まだ実装はされていませんが、実装されだしたら、リップルの価格も急騰する可能性もあります。
他の通貨とは異なり、リップル社が管理しています。中央集権のシステムなのでセキュリティーに疑問を抱く方も多いとのことですが、このシステムのおかげで、他の暗号資産とは異なり高速での決済が可能となるため送金システムの基軸通貨として運用を検討されているようです。
今はまだ投機的に運用されており、値動きは激しいです。
4) その他の暗号資産
他にも続々と新しい暗号資産が創られています。
中には第二のビットコインとなる、急騰する通貨があるかもしれません。
3. 暗号資産取引
暗号資産の取引は暗号資産取引所、販売所を利用する必要があります。
下のようなサイトで取引することができます。
・ Coincheck コインチェック
・SBI VCトレード
・GMOコイン
・bitFlyer ビットフライヤー
・DMM Bitcoin
私はDMM Bitcoinを使っていますが、アプリでのトレードはリアルタイムでチャートが更新されており、売買を選択して、取引数量を設定しておけば、タップ1回で売買が成立します。
数百円から取引することが出来るので、実際にやってみてもいいと思います。
実際に運用しようと考えて情報を集めてみましたが、他の資産の比べて情報が集めづらい資産でした。
私は具体的な実装方法があり、価格も低めなリップルに夢を見て少しずつ購入を進めています。
あと一番有名なビットコインも少々購入しています。
ただ暗号資産は本当に価格変動が大きいのでごく少額にしています。
最終的には、資産の1%くらいまでを目途に購入を進めていき、10年くらいはホールドしてみようかと考えています。
これまで紹介した資産の中で一番値動きが激しいので、是非やってみて下さい。
とまではおすすめしませんが、一攫千金を夢見てホールドするのもいいのではないでしょうか。宝くじよりは自分の情報収集と学習で確率を上げることが出来るとおもいますよ。
以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。
株式投資が怖いと思う方へ
今回は株式投資が怖いと思う方へ株式投資のリスクに関して記述したいと思います。
私の周りにも、株もいいけどやっぱり怖いという方がいます。
そういった方向けに実際に私が株式投資をしてみてどうなのかをまとめました。
投資はいいよ。預金も投資の一種だよ。という記事は多いのですが、株式投資の実際のリスクを把握してもらって、やるかやらないかを判断してもらいたいので今回まとめました。
よろしければ最後までご一読下さい。
1. 株式投資の怖いイメージに関して
株式投資は主に企業の株を買って、その株の値動きや株を持っていることによってもらえる配当金で利益を狙います。
株式投資自体の情報はこちらをご参照ください。
株が怖いと感じている方のイメージでは、株で借金漬けだとか破産したという話をイメージしているのではと思います。もしくは資産を大幅に減らしてしまったとか。
これは自身のとれるリスクを無視して、過剰なリスクを背負っているので運用しているため破産までいってしまうのです。ここで紹介する取引は典型的なリスクの高い取引です。
1) 信用取引 信用取引と呼ばれる取引をすれば確かに借金を背負ったり、破産するリスクは高くなります。この信用取引というのは証券会社の口座に預けている資金を担保として、その自己資金の3倍程度の金額を運用することができます。要はお金を借りて、運用資金を増やすことで多くの利益を得ようとしているのです。レバレッジをかけるなどと言われているのはこのことです。自身の持つ資金以上の金額を運用するわけですから失敗すれば当然その借りているお金は返す必要があります。これが借金をしてしまう理由です。
この信用取引は口座開設の手続きをしなければ利用できません。リスクを理解し自分から口座開設しなければ発生することがないリスクです。
2) デイトレード 買った株をその日のうちに売るような取引を言います。株価の値動きにのみ依存するので、熟練のトレーダーや機関投資家にカモられます。株式市場では投資資金の5%くらいの値動きはザラにあります。100万円で売買すれば1回の取引で5%の値動きだと5万円資産が上下します。素人がそんな取引に手を出せばすぐに資金を溶かします。自分でやろうと思わなければできない取引方法です。
3) 新興企業や新興国への投資 成長著しい発足したばかりの企業や一部の外国株に投資するのはやはりリスクが高いです。大化けして大きな利益をもたらすこともありますが、まだ安定していないので値動きが大きく資産を大きく減らすリスクも大きいです。
特に外国株は情報を得ることが難しい市場もあります。特に新興国の株式市場は情報が入りづらいだけでなく、市場のルールも十分に整備されていなかったり、そもそも国の情勢が安定していなかったりで素人の情報収集能力では対応できないことが多いです。
これもまた、自分で投資対象として選ばなければとることのないリスクです。
これらの投資手法は、非常に高いリターンが期待できる投資手法です。資産を1年で数十倍に増やそうとしたら、こういった手法をとる必要があります。
どうしてもこういった投資手法をしたい人は少額でやってみて下さい。ほぼ全員資金を減らすと思います。世間で投資が怖いとイメージされる破産や借金をするリスクは、自分で選択しなければ心配する必要はありません。
2. 堅実に運用していても晒されるリスク
株式投資はリスク資産なので、堅実に運用していても資産を減らすリスクは存在します。いくつか紹介します。
1) 企業の倒産 企業が倒産すれば、株式として保有している資金は0になります。自分が保有しているその企業の株式分のみ0になります。自分がその企業にすでに渡している金額以上の損失を被ることはありません。
2) 株価の値下がり 企業の業績が悪くなる、もしくは悪くなる見込みがある場合は株価が値下がりします。注意してほしいのはスキャンダルなどで一時的に下がっても長期で上がる可能性があるときは保有していれば最終的には利益を得ることが出来ます。
売るのは長期的に見ても値下がりしそうなときのみにすることをお勧めします。
ちなみにこの場合の損失額は、買った時の金額と売った時の金額の差額のみです。
資産の10%をこの株に投資していた場合、半額まで値下がりしても資産全体で見ると5%の損失です。この損失率なら早々破産することはないと思います。
3) 何とかショックやバブル崩壊 コロナショック、リーマンショック、ITバブル崩壊などでは株式市場全体がダメージを受けることがあります。この場合は避けることは困難です。特に今回のコロナショックはウィルスという予想しづらいものが原因だったので、市場がパニックになっていました。ただ今回のコロナショックが直撃した人でも株式で保有している資産の30~40%減の方が多いと思います。全体資産の30%を株式で保有している人なら全資産からすれば15%程度。確かに痛いですが破産するほどではないですね。
これらが堅実に運用していても発生するリスクだと思います。
確かに、資産が減るリスクはあります。
しかし、これらのリスクも複数の銘柄に分散させて、全体の資産の中から失ってもすぐには困らない資産(例えば全資産の30%)から投資をすればリスクは小さくなります。
要するに自分が負うリスクは自分で決めることが出来ます。
株式投資を知った上でしないという選択はいいと思いますが、毛嫌いせずに一度、情報収集してみてはどうでしょうか。
少しでも豊かに暮らすことが出来るようになるかもしれません。
ちなみに私のまわりでは、親しい友人が色々聞いてきたので、株式投資を始めるのかと思いきや「興味はあるけどやっぱり怖い。あとお前の言ってる情報収集って普通に勉強だよね。好きじゃないと出来んわ。」と言って株式投資は始めなかったです。
その友人はしっかり働いて、自分なりに節約や将来を考えて出した結論なのでそれはそれでありだと思います。
ただ、何も情報を得ないまま選択肢にも入れないのはもったいないと思い、この記事を書きました。
以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
製造業(自動車関連)への投資に関して
今回は自動車関連の製造業への今後の投資方針に関して記述したいと思います。
あくまで、個人の主観に基づいた記事なので、軽く読み流して頂ければと思います。
長くなったので先に結論を書くと、
・AGGやブリジストンなどの自動車業界の変革の影響が小さそうな企業の動向を注視しつつ、機会があれば株式購入する。
・半導体関連はタイミングを見つつ引き続き買い増しする。
という方針で考えています。
自動車業界について
自動車業界では少し前に、時価総額においてテスラがトヨタを抜きました。
ここ1~2週間では調整とみられる売りが入っていますが、今後伸長するであろうEV(電気自動車)への期待もあり、大幅に株価が伸びました。
環境への配慮もあり、進んでいたガソリン車からEVへの移行はここ半年で急激に意識されるようになりました。
「CASE」と騒がれ、自動車業界では大改革期に差し掛かっていましたが、このコロナ禍でさらに意識されるようになったかと思います。
Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(
実際にノウハウの蓄積に時間がかかるかと思いますが、EVが主流になれば自動車業界は大きく変わります。
以下に変化を列挙していきます。
1. 自動車自体の変化 エンジンがモーター化、ステアリングはワイヤーのみ、駆動機構が大幅に縮小され、設計の自由度が大幅に高くなると考えています。
テスラがモーターショーで行ったプロモーションでは一つのセダンから8,9人の人間が出てきました。
エンジンスペースが大幅に省スペース化され、燃料タンクの代わりにバッテリーを床に敷き詰め、駆動機構が簡素化されることで、極端な話ですが車体分の面積を持つ平らな板の上のスペースすべてが自由に使えるようになったのです。車載量が大幅に増えたことをアピールしていました。
ここまでくれば今の車の形をとる必要もあまりないです。SFに出てきたような革新的な車両形態をとる日も来るかもしれません。
2. 部品の変化 上にも記載した内容ですが車両を構成する部品が大幅に変わるため、サプライヤーも大幅に変わります。EV化すればエンジン関連やステアリング、車体サイズによっては変速機なども不要になるかもしれません。そうなると現在の部品サプライヤーは大ダメージを受けることになります。各社新事業に力をいれていますが、既存の工場、生産設備の更新は簡単ではありません。また自動車関連のサプライヤーは裾野が非常に広いので今後どのように変わっていくのか想像もできません。
3. ソフトウェアの伸長 EVが普及すれば、EVの制御をおこなうソフトウェアや電子部品関係の生産を行う企業が自動車業界でも大きな市場を持つようになってきます。テスラに期待が集まる理由の一つに自動運転技術の飛躍があります。そのために高性能なCPUで処理しており、ソフトウェアが重要な役割を果しております。そして、ソフトウェアの重要性が増せば、ソフトウェア自体も収入源とすることができます。これまで自動車は売った後は整備で収益が上がるくらいで、主としては車体販売にウェイトを置いたビジネスモデルでしたが、販売した後もビジネスの機会が残されるようになるわけです。
また、高性能なCPUを搭載していればネットワークに接続して様々なサービスが提供されるようになるかもしれません。
4. カーシェアに関して 私は地方住まいなので、いまいち実感がわきませんが、カーシェアが進んでいるとのことです。そもそも全体としての需要が先細りなのであれば自動車業界全体として積極的に投資するものでもないのかもしれません。
ただ、車が本当に不要な生活圏というのはごく一部と思いますので一定の需要は数十年続くと考え、私は投資先として考えていきます。
5. 今後期待している企業
・AGC ガラスや半導体、化学など様々な分野の事業を展開しています。ガラス製品は建築や自動車関連のシェアが大きいです。コロナ禍では医療品の呼吸器を作ったりもしてました。5G関連の事業もあるので期待しています。
そして、自動車業界の大改革があってもガラスに代わる素材はすぐには出てこないかと考えて、11月を待って購入検討しようと考えています。
・ブリジストン タイヤメーカーで高配当企業でもあります。前期の減配で大きく値を下げています。また海外メーカーに若干押されだしていますが、まだまだ強いです。
こちらも自動車には不可欠なものですが、なかなか代用品を用意しづらい品種です。
11月を待って購入検討しようと考えています。
・半導体関連銘柄 5Gのこともありますし、今後EV化が進めばさらに伸長する分野と考えております。下がったタイミングで買い増しを検討します。
・ソフトウェア関連 最近のIPO銘柄で様々な企業が出てきております。自動運転に不可欠なAI関連の企業が続々とでてきています。
ただ、競争相手が多い業界であり、まだ規模が小さい企業でも今後どのような成果を上げるか想像がつきにくい分野です。私はAIに関しての知見も乏しいのでもう少し、全体図が落ち着いてきたら、勝ち馬に途中乗車できればいい嬉しい程度に考えています。
しばらくは様子見です。
というわけで
・AGGやブリジストンなどの自動車業界の変革の影響が小さそうな企業の動向を注視しつつ、機会があれば株式購入する。
・半導体関連はタイミングを見つつ引き続き買い増しする。
という方針で考えています。
将来はEVが主流になるのだとは思っていましたが、想像よりも世の中の変化が速いです。今は遠出するとき、充電に困る場面が多そうですが、コンビニにも電気スタンドが設置される時代ですから、普及し出せばすぐに整備されるのでしょう。
太陽光で発電し、夜中に充電、クリーンエネルギーのみで生活が成り立つ時代が来るのかもしれません。
電気代代わりの維持費がすごそうです。
何にせよ時代に取り残されないよう学習に励んで生活しましょう。
以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
楽天でんき
今回は楽天でんきに関して記述しようと思います。
今年になり、固定費の削減に励んでおりその一環で電力会社を楽天でんきに切り替えました。
8月の電気料金は14,931円で獲得ポイントは222ポイントでした。
以前の電力会社で同じ電力を使用したら16805円と243ポイント相当です。
結果として、1895円節約することが出来ました。
全く同じ生活をしても月2000円ほども違いが出てきます。
ぜひ電力会社の見直しをしてみてはどうでしょうか。
以下、詳細を記述します。
1. 楽天でんきとは
楽天でんきとは楽天グループが経営する、電力販売会社です。月々の電気料金で楽天ポイントが付与されたり、楽天ポイントで電気代を支払うことが出来ます。
電力会社について補足します。
電力会社といえば関西電力や東京電力などの超大手の電力会社を想像するかもしれませんが、2016年から電力の小売全面自由化が認可され、さまざまな会社が電力販売を行っています。
ここで紹介している楽天でんきやKDDIが運営するauでんき、ガス会社やガソリンスタンドをよく目にするENEOSも電気販売に乗り出しています。
それぞれの会社で強みが異なるので自分の生活圏に合った電力会社と契約するとメリットが大きいです。
私の場合は、楽天経済圏に依存してしまっているので、そこに集約しました。
楽天経済圏に引き込まれています その3 - ナーガの副業楽天経済圏に関してはこちらをご覧ください。
2. 利用料金に関して
私の場合、上記のように大手電力会社から楽天でんきに乗り換えるだけで月あたり2000円も節約になりました。
電気料金は各電力会社が見直しを進めているので、本当に電気料金が安くなるかベンチマークしましょう。私の場合、楽天の方が安くなり、ポイントを含めるとさらにお得だったので契約しました。自身の生活スタイルに合っているからこそ、生活は変えずに節約が出来ました。
また楽天ポイントで支払いもできます。余ったポイントも有効活動できます。
楽天でんきのホームページでは、料金シミュレーションができるのでそれだけでもやってみて下さい。月々の生活費を考えるのにとても有用です。
ただし楽天の料金シミュレーションで使われている計算式では、もともと使っていた電力会社の料金プランよりも高めに表示されていたので、金額効果が過大になっていました。自分できちんと計算してみることをお勧めします。
ちなみに楽天でんきの電気料金は24.5円/kWh(地域によって違います)で固定です。
他の電力会社では100kWhまでは20.0円/KWhなどもあるのですが200kWhをこえたら28.0円/KWhになるような料金プランもあります。一人暮らしの場合はこのほうが安いです。オール電化の場合は、楽天でんきだと割高になるなどあります。ご注意下さい。
3. 契約に関して
契約方法は個人情報に加え現在契約している電力会社のお客様番号と電力供給地点特定番号を連絡すれば、解約~楽天電気との契約までやってくれます。電気料金の請求書を見れば大体書いています。
また契約の際、楽天のキャンペーンに登録していれば2000円分のポイントが付与されます。時期によっては4000円分付与されたこともあるようです。
今契約している会社から楽天電気に変えるからと言って工事は必要なく、webから申し込むだけで完了します。
固定費全般に言えることですが、少しの見直しで年間で数万円の節約になることも多いです。忙しいときに無理してやるといやになるので、気の向いたときに見直ししてみましょう。この記事を読むような方はそこまで変な浪費はしないと思いますし。
私の場合は、自粛期間に大幅見直ししました。それなりに生活費を抑えているつもりでしたが、年間で5万円くらい固定費が圧縮可能な見込みです。
普段通り生活して、自由に使えるお金が増えるのはとても気分がいいです。
皆さんもぜひやってみて下さい。
以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。