インデックス投資に関する所感

前回記述したインデックス投資に関して少しだけ所感を追記します。

 

・QQQについて

最近はQQQが最高のETFと騒がれることもありますが、ナスダックが最高価格を更新し続ける現状ではパフォーマンスが高い銘柄であり、中身は巨大IT企業の株式詰め合わせのような金融商品です。

確かに今後伸びていくと期待されるセクターに集中投資できる商品ではありますが、ずっと成長し続けるかと言われれば分かりません。

ポートフォリオの割合を調整しQQQに多めに資金を入れるのはいいと思います

ただ、すべてQQQに入れて集中投資するのは個人的には怖いです。

QQQの構成銘柄はGAFAMとテスラだけで50%近くを占めています。

首位のappleに至っては14.5%も含まれています。

ここまでくれば個別株で持っていた方がリターンが大きく、リスクはさほど変わらないのではないかと思ってしまいます。

いずれにせよ出口戦略を十分に練れていて利益確定に自信がある方は集中投資で億り人も夢ではないでしょう。

前回の記事でも書いたように利益確定のタイミングを誤れば金融資産の価値は大きく目減りします。

そして分散範囲を絞れば絞るほどリターンは大きくなりますが、急落した時のダメージも大きいです。

これからはITの時代、セクターとして暴落することはないと考える人もいるかもしれません。

これまで何度も起きてきたバブルではセクターは違えど同じことが言われてきたようです。

以前の記事にも書きましたが、一部の天才を除いた一般人は先人の教えから学びましょう

 

・インデックス投資のリターンに関して

インデックス投資をしてみて、思ったより資産が増えないと感じる人も多いようです。

100万円投資して年利5%なら5万円しか増えていません。複利のことを理解はしていても実感としてはこれっぽっちかと思ってしまう人もいるかもしれません。

私はそう思いました。実際、1日1時間残業が増えるだけで1か月で稼げる金額のためにリスクを取る意味があるのかと考えてしまいました。

少額の投資などする意味がないと言われるのはこの辺りのことを言っています。資産が少ないうちは本業に専念して、十分な元手が準備できれば投資をすればいいという方々もいます。1000万円を5%で運用すれば1~2か月の給与収入分になるので、これなら魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、元手があってもいきなり1000万円を上手に運用することが一般の人にはできません。人間は欲も出るし横着もします。少額からスタートして失敗をして学ぶのが一番だと思います

少額で投資を始めて自分に合った投資法を模索しつつ、コツコツと運用資金を大きくしていきましょう。(平行して、本業で成果を出して給与UPや副業で収入UPできていればなお良しです。)

 

投資方法の話が出たので追加です。投資方法は人それぞれリスク許容度や好みが違うので実践して、経験を積むうちに固まっていくものだと思います。

たまに集中投資で爆益を出す人がいます。私も3月にGMOクラウドに投資していれば資産8倍、オイシックスを本日までホールドできていれば資産4倍と妄想したりはします。爆益はうらやましいですが、1度個別株に集中投資してみたら私はこりました。一日中株価が気になって仕方ないです。これも1度やってみるといいと思います。個人レベルの投資家において、長期で成功している人は自分に合った投資法を身に着けてそのルールに基づいて運用できている人が非常に多いです。

私も来年になったら全く別のことを言い出しているかもしれませんが、学習を続けより良いリターンを求めるつもりです。頑張りましょう。

 

・税金、為替の影響

インデックス投資に限ったことではないですが、外国の株式に投資した場合、為替変動による損益があり、投資する国によって取られる税金が違います。

まず為替についてですが、SP500に連動するインデックスファンドに投資して、基準価格が$100→$150になったとします。また円高が進み$1=150円→$1=100円になったとします。売却益は$50ですが日本円での資産価値は15000円で買ったものが15000円のままです。このように複数の要因が絡むので複雑です。実際にはこの例の場合だと手数料や売却益にかかる税金でマイナスになります。

税金に関しては米国株の場合、利益の10%が課税されます。そして国内で利益の20.315%の税金がさらに課税されます。合計して利益の30%程度が税金として徴収されます。

ここ最近はこれらを加味しても米国株が魅力でした。

今後投資する場合は、こういったことも考慮して投資商品を選んでみてはどうでしょう。

 

以上になります。

私の主観的な記事を最後まで読んで下さりありがとうございました。